【FX】プロとアマの差は継続力と資金管理!277万円の損失を検証する

今回は、僕が最近喰らった大きな損失の話をしようと思います。
何か、ネット上をサーフィンしていると、「勝ちました!」という情報は沢山見つかる一方で、
あまり「負けました」という情報は出て来ないですよね…。何でなんでしょう?
人が「勝ちました!」という情報よりも、人が「負けました」
何か「失敗しました」ということから得られる教訓の方が、
僕自身は役に立つんじゃないかな、重要なんじゃないかな、大事なんじゃないかな、と思ったりしているわけです。
だから、今日は僕の失敗経験というものをシェアしようと思って、動画を撮っているわけなんですが。
僕、トレードで飯食ってます。
だけど、トレードの半分ぐらいは実は負けなんですね。「実は」っていうか、Twitterにポジション全部上げてるので、それを見ている人は「大体こいつ半分くらい負けてんなー」って知ってると思うんですけど、まあ、そんな感じなんですよ。
その中に、時々、結構大きめの損失って出ちゃうんですよね。まあ額で言えば、100万円とか200万円とか、ポポポンってお金が飛んでっちゃうようなことがあるんですけど…。
まあそういったことがあっても、トレードを今も続けて、TwitterもYouTubeも続けていけているわけです。
僕がそういった大きい損失を出すタイミングっていうのは、世間的にも大きな損失が出ているタイミングと重なっていて。
それはなぜかというと、極端な大きい損失が出るタイミングっていうのは、相場において、何か大きなイベントが起きている時なんですよね。
最近で言えばやっぱり、(動画の)冒頭のコメントで使いましたけど、トランプさんのツイートとかね。
…要は、日中の貿易摩擦っていうのが、最近はホットなトピックだったわけですけど。
そういったことに何か動向が起きると、相場は大きく振れる。
と…そういった時に、僕みたいに逆向きにポジションを持っている人は、当然、その値動きと損失の額って比例するので、大きな損失を被るわけです。
そんな時に、TwitterとかYouTubeを見ていると、
例えば
「お金飛ばしました!」「破産しました!」とか、
「YouTube辞めます!」「Twitter辞めます!」「さようなら!!」…みたいなね、そういうのが結構散見されるわけです。
皆が飛ばしている中、僕は生き残っている。
要するに、残念ながらお金を飛ばして居なくなってしまう人達と、専業として生き残ってトレードを続けることの出来る人、何が違うのか?
…って多分ね、その時の僕の立ち振る舞いを見ることによって、何か分かる部分って、
…まあ損失出してますよね。(損失)出しているから、まあ「そもそも負けてんだろ」って言われたらそれまでなんですけど、それでも生き残っている僕の、その時の立ち振る舞いってものを見てもらうことによって、何か皆さんに役に立つような情報があるのかもしれない。
そんなことを今日はシェアしたいと思って、これから話をしていきます。
ということで、ここから先は、取引歴を見ながら、さかのぼりながら話をしていこうと思いますので、一緒にモニターを見ていきましょう。
それでは、付いてきて下さい。
損失が出た時こそ学びのチャンス
はい、それでは、僕が最近経験した大きな損失の話を、これから利益をさかのぼりながら見ていこうと思うんですけど。
一番最近…、まあ「大きい」って、人によってどのぐらいの金額から「大きな損失」か、というのは違うところではあると思うんですけど、僕の場合はやっぱり、1回の損切りで100万円超えてくると、やっぱり「大きい損失だな」と思います、僕ぐらいのレベルだと。
もっと沢山お金持っている人は、100万円ぐらい日常茶飯事かもしれないですけど、僕の中では結構、「100万円を超える」というのは、年の中で数回はあるにしても、結構大きい、珍しい、稀な、損失金額だと思います。
まあ、そういった100万円以上の損失を出したのが、一番直近のところだといつになるかというと、2019年8月ですね。
それも、往復ビンタで、100万円オーバーを2回喰らってるんですよね。そこをちょっと見ながら、話をしていこうかなと思うんですけど。
そうですね、履歴を戻ろうと思うんですよね。この履歴のところで右クリックして、「期間のカスタム設定」ってやると、「この期間の履歴を見せてね」っていう範囲指定が出来るんです。こんな感じでやってOKを押すと、その期間の履歴が出ます。
8月のお盆の時期に1発喰らったのを覚えてる…あ、これだ。これですね。損失が141万2千円ですね。
ショートポジションを持っていてブチ上げられたやつです。
で、もう1つが、90万9千円っていう損失と、45万5千円っていう損失。
これが同じ値動きの中で2つ損切りになったんですよね。だから、これで…このロングポジションの損失、2つ合わせて…ほぼ同時に損切りになっているんですけど、136万4千円、ってことですよね。
この往復ビンタで合わせて、という話になると、
141万2千円+90万9千円+45万5千円…
8月のこの3つのポジションだけで、往復ビンタ、1往復ですよね。
277万6千円の損失
ですよね。
まあ、こんなことが今年の8月にありました。
チャートの上でどんな感じでそういった損失が出たかというと、ここなんですよね。
もう縦線引いてあるんですけど、ここ、これ4時間足、ドル円なんですけどね、この辺り…この、もう本当にこの辺だったかな、ショートポジション持っていて、ボンとブチ上げられて。
これ、確か今も尾を引いていますけど、米中の貿易摩擦ですよね。トランプさんの、確かTwitterだか声明だか忘れたんですけど、「中国と上手く合意出来るように努力します」みたいなメッセージが出て、グワーッと上がっていったんですよね。
この時に、僕はショートを持っていて、140万以上の損失を出したわけです。
その後、落ち着いて、値動き、かなり小さなローソク足…これに比べれば小さいローソク足が続いていますけれども、まあこの辺りでロングエントリーを取った後ですよ。
ここでポジティブな発言をしたにも関わらず、ここでまた…あの人気まぐれですから、「もう中国とは仲良く出来ないアルよ」みたいなね。…「~アルよ」ってアメリカの人は言わないか。「仲良くすることは I can not」とか言うんですか? 分からないですけどね(笑)。
まあ、そういうネガティブ発言をしたわけですよ、一転して。
その時に僕はポジション、ロングポジションを2つ持っていて、さっき見た通りね、130万円以上の損失を出したわけですね。
ここの、ちょっとスパンが長いですけどね、モーションデカめの往復ビンタみたいな感じで、ショートで損切り・ロングで損切り。これだけで277万6千円の損失になった、ということがありました。
まあ正直、こういった発言を事前に予測することは不可能で、これを回避するということは…まあ結果論から言えば、「ここでポジションを持っていなければ良かったな」という風に考えることは可能なんですけど、じゃあこのポジションを立てた時点で、「そういった発言が出る」ってことを事前に知り得たか? というと、まあ無理ですよね。
だから、
「『ここでポジションを立てないようにすれば良かったな』という風に考えるのは結構意味無いな」
と思うのが僕の考え方なんですね。
まあ、そもそもトレードというのは、こういった1個1個のトレードで完璧な予測をして、「予想士」みたいなところで勝負をする、っていうことよりも、期待値…100回・200回・300回とトレードを繰り返していった時の期待値を信じて、それを拠り所にしてトレードをする、というのが正しいアプローチだと思うので、こういったものは、僕自身としては、ある種のノイズとして、「イレギュラーなものだ」という風に捉えています。
だから「これを避けよう」とはあまり考えないんですけど、ただ、資金管理に関してはしっかりと考えていこうと思っています。
こういったイレギュラーは起きるので、もうそれが防げないにしても、そういったものを仮に喰らったとしてもお金を飛ばさないような、安全な資金管理をしていこう、という風には考えています。
この時のポジションって、一番大きい時でも2つポジションを合わせて24ロットなんですよね。
僕は今、この口座は5千万ぐらい入れているんですけど、レバレッジっていう意味で言えば、もう24ロットってかなり僕の中では例外的なレバレッジの高さだったんですけど、それでも5倍弱とかですよね、レバレッジが。そんなものなんですよね。
だからこの時期、「口座の資金、全部無くなりました」…結構ハイレバレッジで、もっと、もう10倍とか100倍とかでトレードしていた、いわゆる「ハイレバレッジ勢」の人達は「お金飛ばしました」とか「破産しました」とか、「もうTwitterは辞めます」とか「YouTube引退します」みたいなね、いろんなところでそういった声が見られましたけれども、僕はそういうハイレバレッジを掛けなかった。
トランプさんって、ヒストリカルデータの中にいない存在ではあるんですけど、それでもね、「ヒストリカルデータに無いような、何か異常な値動きっていうものは起き得る」ということを考えて、資金管理を考えていたので、一応生き残れている…ということですよね。
プラス、これは当たり前のことなんですけど、僕自身はこういったイレギュラーな部分を除いたトレードのアプローチというものは、プラスの期待値を持っています。
だから、こういったイレギュラーなことで一時的に資金を200万、300万と凹ませたとしても、やはりそこで生き延びて、その後もトレードを続けていけば、お金は戻ってくるんですよね。
その期待値がプラスなので、一旦凹んだものが、その後もそこで飛ばずに、その後もトレードを続けることによって、資金を戻すことが出来るわけです。
実際、これ8月に…さっきも言った通り、277万6千円という大きな資金を飛ばしているわけですけれども、8月から…これ8月の1日からの履歴ですけれども、今日は10月14日ですよね。
ここまでの間に、大体2ヶ月ちょっとですけど、結局損益、通算損益で言えば、294万6千円のプラスに持って来られているわけですよ。途中、ああいったイレギュラーなことがあっても、そこでお金を飛ばさずに、自分の持っているプラスの期待値を持ったトレードというのを続けていけば、ちゃんと資金って戻って来るんですよね。
有名なジョージ・ソロスの言葉にありますけれども、
「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」
…これ、物凄く名言ですけれども、正しく「生き残らないと、どんなに良いトレードもお金を増やすことが出来ない」わけです。
だから、その「早くお金を増やしたい」という気持ちは分かります。分かるんだけど、やっぱり最終的には「生き残ること」が勝ち組トレーダーになるための一番のポイントになりますから、そこを一番大事にしていって欲しいなと思います。
先程も言った通り、こういったイレギュラーな事象を防ぐことは不可能です。
だから、僕自身としては、こういったものは起きたにしても基本的なトレードスタイルは変えずに、静観していく…というのが基本的なスタイルですけれども。
最近、正直、こういった…いわゆるトランプさん関連のツイートとか発言というもの、…彼、思い付いた時に喋るので、凄い突発的な値動きになるんですけど、これでかなり損失をしている、という事実があります。
現状に合わせてシステムのアップデートも考えるという話
包み隠さず言うと、僕は結構トランプさん発言で莫大な損失を被っているんですよね。
だから、そろそろ、自分がこういったロジックを組み立てる時には無かったような…要はトランプさんの任期というものがまだ来ていなかった、トランプさんがまだ大統領じゃなかった時のヒストリカルデータというものを使って僕はシステムを組んでいる、という事実があるんですけど。
そろそろ、こういったことも織り込みながら新しいシステムを作る…というか、既存の、今の回しているシステムにそういったことも織り込んでいく、ということを考えなければいけないのかな、ということも考えているのは正直あります。
具体的にまあ今のところどうするか、ということがしっかりと決まっているわけではないんですけれども、今考えているのは、やっぱりこういったイレギュラーな値動きというのは、極端にボラティリティが高いわけです。この瞬間だけが。
だから、そういった「ボラティリティが極端に上がっている」ということを捉えて、そういう時に、ポジションを生産するようなシステムの変更というものをしていこうかな、というのを、一応構想段階ですけれども考えています。
今の話はどういうことかというと、この辺りのローソク足1本1本の長さっていうものと、トランプさんが吠えちゃった時のローソク足1本の長さ、極端に長さが違いますよね。10倍、20倍って違う可能性もあるんですけれども。
こっちに関してもそうですね。ローソク足がここは短いけれども、ここは一気に長くなっている…という状態がありますから、こういったところを察知して、極端にグッと長いローソク足が出たら決済する、というような。
先程の大きな損失が出た時というのは、このローソク足がほとんど伸びきるところまでポジションを持ち続けたわけですよ。それが半分のところで決済出来たら、全然違いますよね。
だから、そういったことが出来るようにしていきたいな、ということは考えています。
具体的にどういう風にするか、ってことを今思い付いている限りで話をすると、実際にそれで行くかというのは分からないんですけど、今の段階で僕が考えているのは、何度か出て来たインジケーターではあるんですけど、ATRってありますね。
これは過去14本分のローソク足の平均の値幅っていうものを表したものです。
何か、「窓が空いたら窓も含める」とか、細かい話はあるんですけれども、ちょっとその辺の話は抜きにして、とりあえず今のところは「ATRはローソク足14本の平均の長さ」って捉えてくれれば良いです。
そういったものを表示するインジケーターなんですけど、このATR、要はこの辺りの14本のローソク足の平均の長さが出ているんですけれども、やっぱりこのボンと上がる時は、このATRの値よりも、極端に長いローソク足の長さになるわけですよね。
この寸前、この暴発する寸前のね、ATRを測ると、27pips…27.8pipsという数字になっているんですけど。
これが例えば、いきなり3倍ぐらいの値幅になるとか、2倍ぐらいの値幅になるとか…その倍率はまだ決めていないですけどね、いきなり、この数秒の間に、その2倍の値幅が動くようなことがあったら、そこでもう「これは緊急事態だ」ってことで決済するようなロジックにする、とか。
まあ、何かそんな感じにしておけば、トランプさんに限らず、いろんなイレギュラー要因って沢山今あるわけですけど、そういった時に、「そこでポジション持たない」っていうね、「そこを防ぐ」っていうことが出来ないまでも、それがいざ起きた時に、損失を小さくする、ってことが実現可能なのではないか、というようなことは考えています。
そんな感じで今考えていますよ、ということと…それはちょっと今オマケの話なんですけど。
こういったイレギュラーな値動きで数百万単位の損失が出るような、こういった大きな百何十pipsという値動きが短時間の間に起きた時に、お金を飛ばしてしまう、いわゆる仕事トレーダーの人と、それでも生き残って1ヶ月後・2ヶ月後にプラ転させている専業トレーダーの差というのはここにあるんだよ、ということ。
そういったことをね、今回の動画で感じ取っていただければ、理解していただければ幸いです。
ということで、キャプチャー動画は以上になります。
まとめ
はい、如何だったでしょうか?
僕の黒歴史ですね。面白かったですか?
「黒歴史、随分最近だな」って思った人もいたかもしれないんですけど、まあしょっちゅうなんですよね。
結構しょっちゅうなんですけど、その時々で短期的には結構資金を失うんですけど、それがね、ちゃんと戻ってこれる、というところ…これはなぜかといえば、まず
「イレギュラーな場面を除いたトレードというのが、プラス期待値のトレードになっている」
ということが1つ。
プラス期待値のトレードというのは、続けていけば資金を増やしていくことが出来るんですけど、そのためにはね、継続しなきゃいけない、ということですよね。
だから、
「そのプラス期待値を活かしていくための資金管理というものをちゃんと考えている」
というのが2点目ですね。
この2点が、専業トレーダーとそうでない人達の“差”です。ここが、実は物凄い大きな差となって表れてくるわけです。
そんなところを今日は理解していただければ良いかなと思います。
ただ一方で、キャプチャーの動画の中でも話しましたけれども、僕自身も、僕自身のトレードを「このままで良い」と思っているわけではなくて、やっぱり失敗したらその都度反省はします。
こういうことをしたら…、いい加減、もう何か同じような損失を出し続けていますから、静観してきて、同じような損失が続いている、ということなので。
やっぱりさっき言ったように、大きな値動き・イレギュラーな値動きというものを感知して、逃げるような、何か機能を追加する方法はそろそろ考えなきゃいけないな、とは思っているわけです。
「失敗から学んで、反省する、改善する」…っていうところが、もしかしたら3つ目の…今、「期待値プラス」・「資金管理」っていう風に「2つのポイントです」って言ったんですけど、もしかしたら3つ目のポイントとして、
「何か同じ失敗が続いてきた時に、その失敗っていうものを一般化して、それを潰すような対策を立てる」
ということが必要になってくるのかもしれないです。
もしかしたら、だからポイントは3つなのかもしれません。
そんなことを、課題を残しつつもね、現状、今の僕はこんな感じで生き残っていますよ、という話を今回の動画ではさせてもらいました。
今回の動画が少しでも勉強になった・役に立ったと思っていただけた方は、是非チャンネル登録と高評価、よろしくお願いします。
それから、僕の失敗談なのでね、言いたいことある人って沢山いるかな、と思うんですけど。
何かそんなのがあれば、是非コメント欄とか、Twitterのリプライ欄とかにいただけると嬉しいです。
それでは皆さん、ごきげんよう。