【注目】チャートにラインを引く時に、ちゃんと分かって引いてる?という話

【注目】チャートにラインを引く時に、ちゃんと分かって引いてる?という話

今回は、質問箱にいただいた質問にお答えしようと思います。

 

「グリッドや期間区切りって表示したほうがいいですか?

細かい部分かもしれませんが今後もし機会があればYouTube解説動画お願いしたいです」

という質問をいただいています。ありがとうございます!

 

今回はこの質問についてお答えする動画を撮ろうと思うんですが…。

「グリッド」って分かりますか?

グリッドって言われてどういうものか分かる人と分からない人っていると思うので、多分この質問は一緒にチャートを見ながら、まず質問の内容を一緒に確認して、それからその回答をしていった方が良いと思いますので、今回は一緒にチャートを見ながら説明していきます。

なので、画面を一緒に見ていきますので、付いてきてください。

グリッド線を出す、出さないについて

はい、じゃあ質問に対して回答していくんですが、まず、その「グリッド線、出していますか? 出していないですか?」という質問に答える前に、「グリッド線ってそもそも何だ?」って分からない人もいると思うので、一応見ておきますね。

グリッド線、今出ています。この点線の網みたいなやつですね、このマスがグリッド線です。

チャート上で右クリックして、「グリッド」ってあるので、ここクリックすると、今消えた状態…出す時も同じく右クリックして「グリッド」をクリックすると出ます。…という感じです。

僕自身はグリッド線は普段表示していません。なぜかというと、見づらいから。…っていうただそれだけなんですけど。

 

これ、「どっちにするべき」っていうのは正直無いですね!

それぞれに「出すことのメリット」「出さないことのメリット」ってあると思うので、自分の使いやすいようにしてもらえればいいんですけど…。

 

僕自身は、ラインを引きますよね、こうやって…こうやって線を引いて…。

自分で重要と思うところにこうやって線を引いて、チャートを見るタイプのトレーダーなので、

・この線だけあれば十分だと思っている

ということと、

・グリッド線を出してしまうと、自分で引いた線とこのグリッド線の線が重なって、見づらい

というのがあるので、それで消しています。

グリッド線のメリット

ただ、「グリッド線があると良いこと」っていうのもあって。

例えば僕みたいにこうやってデスクトップでやっている人はそんなに問題無いかと思うんですが、小さい画面でやっている人…スマホとかタブレットとか、ノートPCでトレードをやっている人は、ローソク足の表示されている本数が少ないですよね。

だから、何かちょっと突発的に大きい値動きがあった時とか、あるいは「全然ここのところボラティリティが出ていないな」「全然値動きが無いな」なんて時があったら、そのチャートの縮尺が物凄く変わってしまうんですよね。

チャートの縮尺が凄く変わってしまって、「この辺の値動きがどのくらいの値幅があるのか」、「こういうところの値動きがどのくらいの値幅があるのか」…っていうのが分かりづらくなってしまう、ということがあるみたいですね。

そういうのが「凄い嫌だ」っていう人はグリッド線を表示しておくと、分かりづらくはならないかな…と思います。

 

「都度、測れば良いじゃん」って言われたらそれまでなんですけど、実際僕もよくこうやって、「ここからここまでどのくらいかな」って測ったりしているんですけどね。

これはちなみに、十字のこのカーソルを持って来てドラッグすると、スラッシュで区切って…「○○/○○○/○○○」、3個数字が出ていますね。

カーソルのところにある数字ですけど、一番左がドラッグした幅のローソク足の本数

真ん中が値幅ですね、510.1pipsですね。

それから一番右は、今この十字のカーソルがある場所のレートの値を表しています。

こんな感じで値幅とか経過時間とかが測れるので、「グリッドがあった方がいい」って人は出した方が良いと思います。

 

今、そうだ、ついでに話をしておくと、今ちょっとチャート上の線関連で言うと、

「一番重要なラインは水平線か垂直線か斜め線か論争」

みたいなのがあるんですよね。

 

僕自身の意見を言うのであれば、その3つの線の中で一番重要なのは水平線だと思っています。

ついでに言うと、次が垂直線、最後に斜め線かな、って思うのが僕の立場ですね。

なぜかというと、まずこのチャートというのは、そもそも縦軸・横軸でグラフが構成されているわけです。

斜め線っていうのは、「引かないと出てこない線」ですよね。

線は引かないと出てこないので、引いた人しか見ていない線、っていうことになるわけですよね。

だから、その線を見ている人口っていう意味で言うと、斜め線は一番、そのラインを見ている人の人口が少なくなるんじゃないかな…っていうのが1点。

次が、「ラインとして何を重視するか」ということの「重視される理由」っていうところを考えると、これやっぱり「市場参加者の心理」ですよね。

なにで市場参加者の心理が一番大きく動くかというと、これは当然「損益」ですよね。

「損が出れば辛い・利益が出れば嬉しい」っていう感じで、市場参加者の心が動くポイントが、やっぱりラインとして非常に重要だ、ということなんですよね。

この損益に一番強い影響を持つのが、当然、この価格変動ということなので、この価格変動、「価格を表す水平線」というのがやっぱり一番重要だ、ということです、そういう風に考えています。

 

縦線に関しては、やはり時間の継続・時間の経過というのも、かなり市場参加者の心理に与える影響というのは、損益ほどではないにしても、大きいと言えば大きいですよね。

例えば何かを買ったとします。買った後に上がっていると嬉しいんですけど、あまり連日連日上がり続けると「そろそろ下がるんじゃないかな」という不安が段々と溜まっていきますよね。

あまりにも同じような状況がずっと続いていると、それが「いつか転換するんじゃないか」という不安心理、ストレスが掛かってきますよね。

そのストレスに寄与するところが…損益の次に大きいのが、やっぱり時間の経過なので、そういう意味で縦線が次に重要だと思っています。

 

その理由で、僕自身は、その3種類の線がありますけれども、その重要度という意味では、水平線が1番、次が縦線、その後が斜め線…という風に考えています。

縦線の見方

縦線はどういう風に見るかというと、例えばこういう上昇がありますよね。

上昇の値幅も当然見る人は多いと思うんですよね。ここからここまでの幅と、ここからここまでの幅って、どういう風な比率になっているかな、っていうことで水平線的に見るという方法もあると思うんですけど、ここに例えばボリンジャーバンドなんかを表示してみて、こうやって同じ場所を見てみると、バンドウォークがあって、収縮して、もう1回バンドウォークがあって…という、こういうリズムがありますよね。

このバンドウォークの期間なんかを見てみると、大体30日以上を大きく越えて、このバンドウォークが継続することってあまり無いよね…みたいなことが考えられたりもしますよね。

これ日足ですけど、まあ1ヶ月ぐらいで終わるよな…とか、こういうところで上手く買えたとしても、30営業日ですね、30営業日以上バンドウォークが続いてひたすらに上げ続ける、っていうことはあまり期待しない方が良いな…とか、そういうことを考える、っていうのが縦線分析ですね。

水平線の引き方

水平線はさっき何となしにパッパッパッて引いちゃって、何も説明しなかったかもしれないんですけど、普通に、過去に反発したポイントだったりとか、あとは反発と上からのレジスタンス、サポートとレジスタンスが頻繁に切り替わっているポイントなんかを僕は結構重要視しています。

ここはサポート、サポート…っていう風に、上から落ちてきた、この跳ねたポイントとして見れば、サポートとして機能している場所がこうやってあるわけですけど、逆にこういったところではレジスタンスとして機能したりしていますよね。

こういうポイントというのは、やっぱり上から行っても下から行っても邪魔してくるラインですので、こういうところはちゃんと線引いて確認しておく、というのは習慣としてやっています。…っていうのが水平線。

そして、斜め線は・・?

斜め線は、持ち合いのブレイクを観測する時に使いますよね。分かりやすいところで言えば、こういうところとかね。

この線に沿ってずっと抑えられていたけど、ここを破られたところで、その後の波が伸びるっていう動きが出ていますよね。後から見ればそうなんですけど…。

斜め線単体のブレイクが、その後、物凄い大きい動きになる…ってことはあまり無くて。

結局この斜め線をブレイクして、グッと伸びているようにも見えますけれども、これは水平線の分析と併用して使うべきじゃないかな? って思っていますね。

 

例えば、ここの安値のところを見ていくと、ここがここよりも切り上がっているところがきっかけになって上がっているし、ここ、ブレイク…斜め線をブレイクした後に関しても、一旦ここの水平線に引っ掛かっていますよね。

だから、本当の大きな上昇になったきっかけというのは、この斜め線の方が先ですけど、その後、更に伸びたきっかけというのは結局この水平線もブレイクしたところがきっかけになっていますから、斜め線、使えるは使えるんですけど、それ単体で使うのはあまり信頼度が高くないと思うので、水平線と併用して丁寧にやっていく、というのが良い方法じゃないかな、と思います。

 

そんなところで、ちょっと本題と大分逸れて話をしちゃいましたけれども、そのグリッドっていうところから派生して、ラインについてもちょっと話をさせてもらいました。

こんな感じで、ちょっとご自身で手を動かしながら、線を引きながら、チャートも見て、今後のトレードの研究に役立ててもらえれば嬉しいです。

ということで、以上です。

まとめ

はい、如何だったでしょうか?

正直、質問に対する答えとしては凄くシンプルで、「自分が分析する時にはグリッド線は消しています」っていう答えですね。

必要なラインを必要に応じて自分で引く、ってことをやっています。

そこに関連するというところで、「そのラインを引くにあたってどういうラインを重視していますよ」っていう話も一緒にしたかったので、今回は動画という形でお答えすることにしました。

 

ライントレードって、トレードをする上で最も基本になるところだと僕は思っているんですけど、その「ラインをどうやって引くか」というのは、自分でいっぱい引きながら覚えていくしかないんですね。

そうする中で、「こういうラインって重要だな」「このラインは別に引かなくても良かったな・見なくても良かったな」って分かってくるんですよね。

 

なので、大事なことは、ラインは「自分で手を動かして一生懸命引くこと」です。

「引いて、そこを観察する」っていうことをどれだけの回数やったのか、その都度どれだけ考えたのか、ってことですね。これが凄く大事になってきますので、とにかく手を動かす、手を動かしてやってみる! っていうことが、ラインを引く技術の向上には必須になってきますので、是非そういった心掛けでご自身のトレードを向上させるようにしてください。

 

ということで、今回の動画は以上になります。今回の動画が少しでも勉強になった・役に立ったと思った方は、チャンネル登録と高評価、是非よろしくお願いします。

それから、今回の動画に関する質問とか要望があれば、是非コメント欄にお寄せください。

あとは質問箱とかTwitterのリプライ欄でも良いので、そういったところに、どんどん僕に対してコメントをいただければ嬉しいと思います。

 

ということで、今回の動画は以上になります。

それでは皆さん、ごきげんよう。