【検証】FXで稼ぎやすい時間帯って、知ってる?

【検証】FXで稼ぎやすい時間帯って、知ってる?

今回は、取引時間に関して話をしてみようと思います。

「1日の中でどの時間帯が、1番トレードするのに効率が良いのか?利益を上げやすいのか?」

ってことを、誰もが一度は考えたことがあると思います。

というのも、1日中チャートを見続けるって結構大変だし、疲れるし、眠いし…っていうのもありますし、そもそも「チャートを見続ける時間が無い」っていう人も沢山いますよね。

日中、自分の仕事があれば、その仕事の間にずっとチャートを見続けるというのはまず無理なわけですから、そういった限られた時間の中で、効率的に時間を使ってチャートを見張ってトレードをしたい、というのは、裁量トレーダーにとってはかなり大きな需要のあるところだと思います。

システムトレードはずっと24時間回しておけばいいので、あまり関係無いのかもしれないんですが、トレードする労力の必要な裁量トレードをする人たちというのは、結構これが死活問題だったりします。

 

ですから今回は、「トレードをするのにどの時間帯が一番効率が良いのか?」という、トレードをするのにベストな時間はいつなのか、という話をこれからしようと思っています。

 

「何をもってベストなのか?」というのは人によっていろいろだと思うんですが、僕の場合は、トレードをするのにベストな時間帯というのは、

「ボラティリティが高い時間」

だと思うんです。

 

「ボラティリティが高い」、つまりその時間帯において、価格が変動する幅が一番大きい時間帯というのが…値幅が一番大きい時間帯というのが、最も利益を上げやすい時間帯なんじゃないかな、と思うわけです。

なぜかと言えば、トレードというのは、すごくデフォルメして考えると、この後「ペアの交換レートが上がるか・下がるかを予測するもの」ですよね。

その予測・見立てが、もし仮にその方向性が合っていたとしても、値幅が動かなかったら利益にならないんですよ。

「上がる」と思って本当に上がったとしても、これが1pipしか動かなかったら、これ、スプレッド分まで回収出来ずに終わってしまうので、「当たっているのに負け」っていうことになっちゃいますよね。これ、極端な例ですけど。

 

だから、上がるにしても下がるにしても、ボラティリティが高い時間帯でないと、大きい利益は狙えないんです。

大きい利益が狙えない時間にトレードするというのは、効率の悪いトレードをしている、ということになっちゃうんですよね。

 

だから、「どの時間帯にトレードをしたら効率が良いのか」を考える上で一番重要なファクターというのは、

「そのトレードをする時間帯のボラティリティがどうなっているのか、大きいのか・小さいのかを知るということ」

が一番重要なファクターになります。

 

ですから、この「時間帯別のボラティリティというものを調べる」っていうところから、
今日は「効率的なトレードに適した時間帯」を探していこうと思っています。

それでは、ここから先は一緒に画面を見ながら説明していこうと思いますので、付いてきてもらいたいと思います。

FXで稼ぎやすい、利益が出やすい時間帯とは?

そうしたら、これから、トレードに適した時間帯について考えていくんですが、先程も言った通り、「トレードで利益を上げやすい時間帯とは、ボラティリティの高い時間帯である」というような定義付けをした時に、次に知りたいのは「どの時間帯がボラティリティが高いか」ということですね。

 

これ、いろんな方法で調べることが出来ます。気合いの入っている人であれば、ローソク足を1時間足で出して、それ1本1本の長さを全部測って集計して、あとは時間毎にソートして、それから平均化すると出せる…とかね、そんなことをやったりする人もいるんですが、僕も「やろうかな」と思ったんですけど、ちょっと手間が掛かり過ぎちゃうので…。

僕がここでやったところで、皆さんパッと真似出来ないので、あまり情報をシェアする上で、皆さんの為にもならないかな…と思ったので、今回はね、誰でも出来る方法でやってみようかな、と思います。

 

誰でも出来る方法、つまりこれは、人が計算してくれているということですね。その結果をシェアしてくれているサイトというのがあって、これが、皆さん知っているかな?

「Investing.com」

っていうサイトですね。

 

ここで、「Forex Volatility Calculator」っていうのがあるので、ここで見ることが出来ます。

ここで通貨ペアを選んで…例えば僕がよくテストしている通貨ペアでドル円ってありますけど、ドル円っていうのを選んで…すると、2番目、ここに「USD/JPY Hourly volatility」というのが出て来る。

ここで時間毎の、21時・22時・23時・0時・1時・2時…って、それぞれの時間の1時間あたりのpipsですね。ローソク足の平均の長さというのが出ています。

 

注意すべきは、これ、標準時ですね。世界標準時で出ているので、日本時間とは9時間ズレていますね。

だから、ここで表示されている時間を9時間進めた時間が、それぞれ日本時間だと思ってください。

 

一番ボラティリティが高い時間というのが、この「13時」ってなっているんですが、これを日本時間に変えると「22時」になる、ってことですね。12時・13時・14時・15時と、この辺が、塊と見た時に、ボラティリティの高い美味しい時間だということなので。

するとトレードに一番適した時間というのは、このInvesting.comのサイトから見る限り、日本時間の21時から24時ぐらいかな、このぐらいの時間でトレードするのが美味しいんじゃないかな、という推測が出来るわけですね。

これがドル円について見た時の時間帯です。良い時間帯ってことですね。

 

よく言われるのが、「これって通貨ペア毎に違うんですか?」みたいなことをよく訊かれるんですが、それもちょっと見てみましょうか。

 

ユーロが絡むとどうかな?

…うん、ユーロが絡むと、よく言われるのが、「ヨーロッパ時間から動き始めますよ」みたいなことを言われるんですが、確かにドル円ほどこっちに偏っていないかもしれない。

この辺から盛り上がっていますからね。だから、夕方から盛り上がっていく、というのはある意味では正しいのかもしれない。

だけどやっぱりピークは、やっぱり21時・22時・23時・24時ぐらいなのかな、というようなことが分かりますよね。

 

あとは何だろう、ポンドかな? ポンドに関しても、まあ同じですね、基本的に。

夕方から盛り上がっていって、一番良いのは9時・10時・11時…みたいな感じですね。

 

多分これ、皆一緒なのかな? ポンドドルとかも見る…。

うん、ポンドドルはちょっと遅めですね。一番のピークが9時・10時・11時の時間帯がピークになっているようです。

まあ大きくは変わらないかな。夕方から盛り上がってきて夜遅めにピークを迎える。

 

あとは、オセアニア通貨とかも見るか。

うん、豪ドルというよりは、「クロス円は同じような動き」って見た方がいいのかもしれないですね。

でも朝方にもピーク…朝方? 朝方じゃないな、9時・10時・11時か、朝の。もうこの辺もちょっと山が出来てて…というかこっちが一番高いのか。で、こっちにも山があって…っていうことですね。

だから、朝、株が開くような時間帯と、ニューヨークタイムですね、9時・10時・11時と、2回チャンスがあるみたいなイメージ。

 

豪ドル米ドル…まあ、いっぱい見てもあまり変わらないですね。あとはご自身の手元で、もう1回Investing.comを検索して見てもらえればと思います。

そんな感じですね。ですから、サラリーマンの人にとっては朗報なのかもしれません。お家に帰ってから、ちょうどいい時間がやってくる…みたいな感じで、FXは取り組みやすい金融商品なのかもしれません。

これがね、一応Investing.comで集計しているボラティリティという側面から、トレードしやすそうな時間帯を探した結果です。

 

もう1個見てもらいたいんですが、実際にその時間帯にトレードしたらどういう感じになるのか?というのを僕の検証データから確認してみようかなと思うんです。過去にトレードのバックテストを何個かやって来ました。

 

その中で、ゴールデンクロスというのをやったことがあるんですが、皆さん覚えていますでしょうかね?

20っていう短期移動平均線と、75っていう長期移動平均線を表示して、それでこれが下から上に抜けたタイミングでロングエントリーをする、というような。

「ひたすらこれをやる。」というバックテストをやったんですけど、あれの結果を「Quant Analyzerに読み込ませて、時間帯毎に集計をとらせる。」ということが出来るんですね。

 

あ、これ、ゴールデンクロスでATRの決済をした時のやつですね。

これかな? これですね。

これ、そのゴールデンクロスのトレードをした時の、エントリー時間毎にソートして、それぞれどの時間帯にエントリーしたものが利益になって・損になって…っていうのを合計したやつなんですけど。

ここね、あとここが盛り上がっているんですね。

ちなみにこれ、さっきInvesting.comを見た時は世界標準時だったんですが、今回はFXDDの時間になるので、そこから3時間ズレますね。

だから、さっきInvesting.comでピークって言っていた21時…ピークの始まりだった21時っていう時間が15時になるとか、ここでは15時になります。だから、ここが…ここですね。ここが日本時間の9時・10時・11時・12時(0時)・1時・2時・3時っていうイメージですね。

だからやっぱり、結構負けは負けで固まっていて、勝ちは勝ちで固まっているんですけど、その勝ちの塊というのが、9時・10時・11時・12時・1時・2時・3時エントリーっていうところと、あとはここが、8時・9時・10時・11時ですね。

 

だから、やっぱりこのInvesting.comで見たボラティリティの高い時間帯というのは、ゴールデンクロスみたいな物凄く単純なトレードをした時には、やっぱりこの時間帯というのは、利益が出やすい、ということなんですね。

 

逆に、ボラティリティがあまり上がっていないような時間帯というのは損失が出やすい。ということで、あまり正直こういうフィッティングの仕方って好きじゃないんですけど…。

だからあくまでね、「この時間帯にゴールデンクロスやれよ」ってことではないんですが…逆ですね。

そのゴールデンクロスみたいな極めて単純なロジックであっても勝てちゃうような時間帯がこの時間帯なんだよ、っていうことですね、言いたいのは。

 

ですから、まだ専業レベルにない、兼業でやっている、本業がある、家に帰ってからちょっと空いた時間でトレードをしたい、っていう人達にとっては、この時間帯というのはトレードで利益を上げるのに結構効率が良い時間帯なんだよ、ということ。

まあ朗報ですね、仕事から帰ってからトレードした人が一番良い想いが出来る、っていうね。

1日中張り付いていても、いつも同じようにチャンスがあるわけではなくて、9時以降、10時・11時・12時っていう、夜比較的遅い時間の方がトレードチャンスがあるんだよ、ということですね。

 

あと、ここね。ここにちょっとチャンスがあるので、兼業から専業にシフトしたいような、移行期にあるような人達は、是非フレックスタイム制を使って、朝早い時間トレードするのも有りかもしれないですね。

出社を遅らせて、ここでトレードするというのも有りかもしれない。まあ出来る人・出来ない人いるでしょうけど、まあそんなことも考えられますね。

 

ということで、僕が最初に言った推測も合っていたんじゃないかな?

「ボラティリティが高い時間帯は利益が出やすいんだよ」というのも、恐らくこれである程度確認出来たと思うし、サラリーマンをやっている人も、帰ってからトレードすれば十分利益を上げられるんだよ、ということも分かったかと思います。

 

そんなことで、いろいろちょっと研究してみてください。

Investing.comというサイトも、ちょっと一部しか見せられなかったので、興味ある人はいろんな通貨ペアを見て、いろいろ考察してみるのも有りだと思います。

ということで、以上です。

まとめ

はい、如何だったでしょうか?

サラリーマンの皆さん、良かったですよね。結果が夜の時間帯で。

僕もね、これ、ちょっと調べる前は、もし「朝の10時とかです」って感じになったらどうしようかなと思っていたんですよ。もう全く救いが無いじゃないですか。

でも、ちゃんと夜の時間が一番トレードしやすい時間ですよ、利益の出やすい時間ですよ、という結論が得られて本当に良かったなと思って、安心しています。

 

それと、僕が最初に言った、その「利益を一番上げやすい時間帯を知る上で一番重要なのはボラティリティですよ」という話をしたんですが、実際ね、その

「ボラティリティの高い時間帯は、結構シンプルな手法でも利益が上がりやすい」

というのがQuant Analyzerの結果を見れば分かったかな、と思うんですが、

「ボラティリティが高い時間帯というのは、ただ値動きが大きいというだけではなくて、勝ちやすい時間帯でもある」

というのは結構重要な示唆だと思います。

しっかりとその辺も押さえながら、今後のトレードのヒントにしてもらえたら良いなと思います。

 

ということで、今回の動画は以上になります。

 

今回の動画が少しでも勉強になった・役に立ったと思った方は、チャンネル登録と高評価、是非よろしくお願いします。

それと、今日いろんなツールとかサイトとか紹介しましたけど、「もっと便利なツールあるよ・サイトあるよ」っていうことがあれば、是非コメントの方でシェアしてもらえたら嬉しいです。

それもまた新しい動画にして、広く皆に紹介出来たら嬉しいので、よろしくお願いします。

 

それでは皆さん、ごきげんよう。