9割のFX初心者が負ける原因とその対策方法3選

どうも、メタトレ研究所のHiroです。
今回は、「初心者の人がいきなりお金を飛ばさないようにするために、まず行うべきこと3選」…こういった内容で話をしておこうと思います。
なぜ今日、こういう動画を撮ろうと思ったかというと、「意外と取引していない人が多いんだな」ってことに気が付いたからです。
このチャンネルを見ている人って、長くトレードに携わっている人が多いんですけど、中には、「全然トレードしていないけど見ているだけ」って人がいるんですね。
「トレードしていないんですけど」とか、「まだ始められていないんですけど」とか、「今勉強だけしているんですけど」とか、そういう人が結構いるんですね。
まあ、いろんな人に見てもらえるのは嬉しいんですけど、トレードがそれでも出来ていない、という状況が、何となく残念に思えて、そういった人達に向けてちょっと話をしたいな、と思ったんです。
ただ、一方で…分かるんです、「1歩目をどこに出すか分からない」。出せないですよね。
お金に関わるので、その「1歩目を間違えて、お金をぶっ飛ばすのが怖い」っていうのが凄く分かるので、「じゃあ1歩目をどこに置いたら良いのか」っていう話をしたいと思わったわけですね。
一方で、経験者の人でも、ほとんどの人が上手くいっていないじゃないですか、ぶっちゃけ。
上手くいっていない人の原因が、もしかしたらその最初の1歩目を置く位置からおかしかったからなんじゃないかな…ってこともあったりするので、広くいろんな人に役に立つ内容になるんじゃないかな、と思っています。
前置きが長くなりましたけれども、3選ですね。1つ目から話をしていこうと思います。
対策その1「取引スタイルを選ぶ」
1つ目ですけれども、これは「取引スタイルを選ぶ」ということですね。
取引スタイル、ちゃんと選んで始めましたでしょうか?
僕はちゃんとそれを考えて始めなかったので、最初いきなりお金飛ばしたりしたんですけど、多くの人が、どういうわけか取引スタイルとして「手動でスキャルをやる」っていうことを選びますよね…。
…これが多分、間違いの一番の根源にあるんじゃないかな、と思っていて。
なぜかというと、トレードを始める人の大多数はサラリーマンなんですね。
僕がささっちと運営しているFIVっていうコミュニティで前にアンケートをとったんですが、やっぱりほとんどサラリーマンだったんですよね。
日本の大人の人の人口比率で言っても、どう考えてもサラリーマンとOLの方が多いじゃないですか?
時間無いですよね、仕事していたら。
スキャルピングという取引手法は、実は一番時間を使う手法なんですね。
「エントリーしてから決済するまでの時間が短いから、トレード時間が短いんですよ」…っていうね、何かちょっと、何を売ろうとしているのか分からないんですけど、美しき勧誘言葉を言う人が沢山いますけれども、それはポジションを持っている時間であって。
取引している時間って、「ポジションを持っている時間」だけでは無いですよね?
しかもその、いくら短いとはいえ、「そのポジションを持っている間、ずっと見ていなきゃいけない」っていう方法は、やっぱり時間を使うことになるわけですよ、どう考えても。
だから、スキャルピングというのは凄く時間が掛かるトレードなんです。
時間が無い人が、なぜか時間の掛かるこのトレード手法を取ろうとするところに、多くの人が上手くトレード出来ない原因があるんじゃないかな、という風に思っているので、自分がどういう生活スタイルなのか…トレードというのはその生活の一部ですから、自分がどういう生活スタイルの中で生活していて、この中にどういう風にトレードをこう入れていくのか、ということをしっかりと考えていくことが重要じゃないかな、と思います。
今、サラリーマン&OLの人を念頭に置いて話をしていますけれども、サラリーマンの人であれば、どんなに短くてもデイトレードにするべきかな、と。
出来れば、スイングぐらいでトレードした方が良いかな、と思っています。
例えば、1時間足とか4時間足とかを見てトレードする方法をとって、その足の確定を見て判断・執行を行っていくようなスタイルをとっていくのが、トレードがしやすい方向じゃないかな…と思います。
ローソク足の終値を見てエントリーとか決済の判断を行うようなロジックを組んでいれば、その足が確定する時間に1回チャートを見れば良い、ってことになるので、相場に張り付く時間を大幅に削減出来るかな、と思います。
1時間足であれば1時間に1回、4時間足であれば4時間に1回、っていう感じで見られるので、まあ、あくまで手動でトレードをする人は、そういうような工夫をしておけば、時間的に無理なくトレードを続けることが出来るんじゃないかな、と思います。
あと、今、時間に着目した区分で行きましたけれども、別の軸で「スタイル」ということを考えるのであれば、「裁量トレードをするか・システムトレードをするか」ということですね。
過去にプログラムを書くような仕事をしていた人とか、あるいは今している人とか、過去にプログラムの勉強を少しでもしたことがある人であれば、もうこれはね、システムトレードをするべきだと思います。
長い目でトレードを考えた時に、プログラム言語の習得に掛かる時間というのはそれなりにあるんですけれども、それを加味しても、長い目で見た時に、「システムトレードの方が遥かに効率が良い」と僕は考えています。
僕、両方やったんですけど、両方やった結果、現在システムに軸足を置いていることから、システムの方が優れていると思っています。
どういった点が優れているかというと、まず、検証の効率・精度が凄く高まるということですね。
「裁量でトレードすると、検証データが不正確になる」というのは、ブログの方に書いたのでそちらを見てもらいたいんですが、結論から言うと、システムトレードの方が精度も高まります。
それから、長いデータを使ったバックテストに関しても、圧倒的にスピードが速いんですね。
裁量トレードであれば、ヒストリカルデータ1ヶ月分検証するのに…どのぐらい時間掛かるんですかね、多分数時間掛かると思うんですけれども、システムトレードであれば1ヶ月分が数分あるいはロジックによっては数秒で終わったりするわけですよね。
ですから、効率が良く、正確なバックテストが出来るっていう意味で、システムトレードは優れています。
これは今、バックテストの話ですけれども、例えばそのバックテストを経て、「これからこれを実運用に回そう」っていうようなことになった時には、裁量トレードというのはもうずっとそれを自分でトレードしていかなきゃいけないので、まあ大変ですよね、普通に考えて…。
自分の体が空いている時間しかトレードすることが出来ないので、機会損失も凄く大きくなってくるんですが、システムトレードの場合は24時間コンピューターが狙っていますから、まず機会損失が無い。
そして、その時間自分が働くことも出来るし、勉強することも出来るし、あるいは新しいアイディアを検証することも出来るんですね。
更に、ここが何よりも凄いところかなと思うんですけど、24時間相場を見ていても、プログラムは死にません。
僕は24時間相場を見ていたら、死にます。
これが多分、一番の凄いところかなと思うんですけど…。
24時間、ガンガン働かせても死なない優秀なトレーダーが1人ここに雇える…というような、そんなイメージかなと思います。
それを自分で作ることが出来る、というのがこのシステムトレードの魅力じゃないかな、と思います。
まあ、一方で、今の僕、凄いポジショントークにしか見えないと思うので、デメリットの方も簡単にお話しておくと、システムトレードは機械…コンピューターがトレードをするものなので、人間のように何かを察して売買判断をするということがありません。
長年のトレード経験から培われる勘のようなものって、システムトレードには反映されないので、「めちゃくちゃトレードが上手くなった人」と「システムトレード」と、っていうので取引の精度を比較した時には、これはやっぱり「めちゃくちゃトレードが上手くなった人間」の方が精度が高いトレードが出来る、というのはありますね。
そんな長所・短所がある中で、どちらを重視するかによってこれは選べば良いかな、と思います。
あと、裁量トレードの良いところとしては、「すぐ始められる」「すぐ相場経験を得られる」っていうところかな、と思います。
プログラムを書けないとシステムトレードが出来ないので、そこに掛ける時間というのは1つハードルになって、なかなかトレードを始められない…今回特にそうで、「初心者の方が最初に何をすべきか」という観点で話をしていますけれども、その1歩を踏み出す障壁にもなりかねないようなハードルがそこにある、という意味では、プログラムを書くのが…「勉強しなきゃいけない」っていうのは、ちょっとハードルになるかな、とも思います。
まあ、ちょっと考えてみてください。
もう1つ考えられる観点としては、値幅から利益を得るか、それともスワップから利益を得るか…これも重要な区分ではないかな、と思います。
多分、トレードって言うと、最初に挙げたような「値幅から利益を上げる」というところが思い浮かぶかな、と思うんですけど…例えば「100円のものがあって、110円で売ると、10円の利益になりますよ」みたいな、こういったところが凄くイメージしやすいと思うんですが、それとは別の利益の得方として、「スワップ収益」というものがあります。
大きめに通貨を買って、定期通貨を売ることによって、その金利差を得る…というのがスワップ取引ですけれども。
基本的には持ちっぱなしですよね。この定期通貨を持ちっぱなしにすることによって、価格変動が起きなければ、そのスワップの分だけ利益が得られる、というようなやり方になります。
もちろん上がれば値上がり益も一緒に取れるんですけど、下がった時のこのリスクをどういう風にヘッジしていくか、というところがポイントになってきますよね。
「値幅を狙う」というのと、「スワップを狙う」っていうような区分の仕方でも、取引スタイルというのは決められますので、今3個ポイントを挙げました、
・時間軸
・裁量かシステムトレードか
・値幅かスワップか
…こんな観点3つ、代表的なものを挙げてみましたけれども、そういった観点から、「どういった取引スタイルが自分の性格や生活に合っているか」っていうことをよくよく考えてみると、今後、長い目でトレードを続けていくっていった時に、無理なく出来る、ということに繋がっていくかな…と思います。
実はこれ、まだ1つ目までしか話をしていないんですけれども、これから2つ目の話をしていきます。
対策その2「口座を開設する」
2つ目は、口座を開いてください。
…まあ、当然ですよね。口座が無いと、取引出来ないし、場合によっては分析も出来ないですよね。
「取引口座を開設している人しかこの分析ツールは見られません」みたいなことが往々にして起こるので、要は口座を持っていなきゃ何も出来ないので、口座を開いてほしいんですが、「どこの口座を開くべきか」ということは、最初に挙げた取引スタイルに応じて選んでいくのが良いかな、と思います。
例えば「システムトレードしたい」ということであれば、メタトレーダーが使える取引口座を選ぶべきだと思っています。
メタトレーダーというのは取引のプラットフォームなんですけど、そこで売買をすることも出来るし、バックテストをそこですることも出来るし、まず開発もそこですることが出来る…メタトレーダーの中でコードを書けるんですね。
開発環境と実行環境が全てメタトレーダーの中に入っているという、優れたプラットフォームなので、それが使えるところでやるのが一番効率が良いと思っています。
あとは、最近では「トレーディングビュー」っていうプラットフォームで、言語は別になるんですけど、やっぱりコードが書けてバックテストが出来て発注が出来る、っていうような機能が出ているようです。
…すみません、こっちに関してはちょっとまだ僕は勉強中なので、詳しく話が出来ないんですけど、システムトレードがしたいのであれば、システムトレードに適したプラットフォームを提供している取引口座を開く、っていうのが1つ重要になるかな、と思います。
「値幅で利益を取るか・スワップで利益を取るか」というスタイルの選び方の話をしましたけれども、これによっても口座を選ぶ基準が提供されるかな、と思っています。
値幅を取っていくような取引スタイルを選ぶのであれば、「自分はどういった値幅を取っていくのか」ということによって、口座が選べるということですね。
凄く短い、小さい値幅を取っていくんだったら、あまり大きいスプレッドを提供している取引口座だと厳しくなってきますよね。
自分が狙っていく値幅が元々大きい人はまああまりそんなに気にしなくてもいいと思うんですけど、値幅が小さい人…こういった人は、スプレッドに気を遣って取引口座を選ぶと良いかな、と思います。
あとは、スワップを使って利益を狙っていきたい人は、スワップポイントが高いプラットフォームで取引をするべきだと思っています。
FXって店頭取引なんですけど、店頭取引よりも「くりっく365」の方がスワップポイントが高いことが多いです。…「絶対そうか?」というと、ちょっと分からないんですけど、一般的にはそういう風になっているので、スワップを狙って取引したいんだったら「くりっく365」…FXではなくて、「くりっく365」で取引をする、という方法を取るのが良いかな、と思っています。
だから、最初に「取引口座を開きましょうね」と言わなかったのは、「取引口座はどこを取るか」というのは取引スタイルとちょっと密接に絡むような場面も出て来るからですね。
全てがそうではないんですけれども、取引スタイルによっては、「この口座を選ぶことは失敗だったね」っていうことも往々にして起こるので、「まず取引スタイルを決めてから口座を開く」っていう順序でやるのが良いかな、と思います。
…はい、2つ目について話をしました。
対策その3「検証&実践を繰り返す」
では最後、3つ目ですね。3つ目ですけれども、これは「検証&実践を繰り返そう」ということです。
口座を開いてすぐにお金を入れて取引しちゃう人、凄く多いんですが、まず検証してください。
「どういう取引アプローチをとるか」を決めて、「それはどれだけ有効なのか」っていうのを確認するっていう作業です。
検証で負ける分にはお金は減りませんから、そういった状況の中でしっかりと検証するようにしてください。
検証の仕方としては、僕はいつもチャンネルでお見せしているような、「システムを使ったバックテスト」っていうのが一番効率が良いと思いますけれども、「手動でやる」という取引スタイルを取った人は、これもまた別動画で紹介していますけれども、「Trade Interceptor(トレードインターセプター)」とか、「ForexTester(フォレックステスター)」とか、一応その名前だけメモってあとでググってほしいんですけど、そういう過去相場のヒストリカルデータを早回しでしながら手動でシミュレーションすることが出来るソフトとかもあるので、そういったものを使いながら、効率的にバックテストをする、ということをしてください。
いずれにしても、その手動・システムに関わらず、しっかりとバックテストをして、データを取った上で、そのアプローチを実運用に回す、ということをしてほしいと思います。
バックテストの中でしっかりと期待値が得られる、というような見積もりが出来たものを実運用に回すと、ずっと回していれば結構プラスになっていくんですけれども、まあ、そうならないこともあるわけですね。
そういったことが起きた時に、「これはなぜなのだろうか」っていうことを考えて、新しい検証に回す…っていう、こういうサイクルですね。
インプットして、検証して、アウトプットしたものが、新しいインプットに繋がる…みたいな、こういうサイクルがあるんですけど、そういったものをぐるぐる回していく、っていうことが「トレードが上達していく」ということだと思うので、是非、「インプット」「アウトプット」というものをしっかりと大事にしながら、サイクルをぐるぐる高速で回す、ということを心掛けて貰えれば良いかな、と思います。
「高速で回す」っていうところが凄く大事で、この「サイクルを何回回したか」っていうところが多分、トレードの上達の度合いに比例してくると思いますので、「この回転を如何に速くするか」っていうことをしっかりと考えてもらいたい…。
そのためのプログラミングによるシステム化の効率化だし、そのためのシミュレーションツールを使った効率的な検証だと思いますので、是非そういった「検証を効率化する」ということは常に考えておいてもらいたいな、と思います。
あくまでそこから先が大事なんですけど、
・実践に移ってからトレードする中でどういうことを考えるか
・どういう対策をとっていくか
・どういうアップデートをしていくか
・日々どういう思考をしていくか
…という、この先のところが大事なんですけど、今日はそこまでの、あくまで橋渡しとしての話をさせてもらいました。
はい、以上になります。是非やってみてもらいたいと思います。
まとめ
…一応、話が長くなったのでまとめておくと、「今日は初心者の人が取引を始めていきなりお金を飛ばさないようにするためにまず行うべきこと3選」、これを3ステップでお話しさせていただきました。
1つ目は、「取引スタイルを決める」ということ。
2つ目は、「口座を開く」ということ。
3つ目は、「検証と実践を繰り返す」っていうことですね。
こういった3ステップについて話をさせてもらいました。
是非これを参考にして、今後のトレードライフの皮切りにしてもらえれば良いかな、と思います。
はい、今回の動画は以上になりますけれども、今回の動画が少しでも勉強になった・役に立った、と思っていただけた方は、チャンネル登録と高評価、是非よろしくお願いします。
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はい、以上になります。それでは皆さん、ごきげんよう。