「マーケットの魔術師」なぜ、投資で成功者になれたのか?その秘訣を知る本です。

どうも、メタトレ研究所のHiroです。
今回は、久しぶりですね、
書評をお送りする回にしようと思います。
今回扱っていくタイトルがこちらになります。
『マーケットの魔術師』
ですね。
なぜこれを今まで挙げてこなかったんだろう、と思うくらいメジャーな本で、今でも多くの人の支持を集めている書籍ですけれども、本来であればもしかしたら一番最初に紹介するべき本だったのかもしれないな、と思っています。
…というのも、凄く人気であるということもそうなんですけれども、この本を読むところからいろんな学習の幅が広がっていく、トレードとか投資に関する学習の1つ入口になるような本なのかな、という意味では「最初に紹介すれば良かったな」とちょっと思っています。
…が、忘れていたというかね。
ずっとYouTubeでいろんな書籍を紹介したりとか、今コミュニティを運営していて、
その中で「こういった本を読んだ方が良いよ」
っていうことを提案させてもらったりとかしているんですけど、そういう風に言うと、
「『マーケットの魔術師』っていう本も良い本ですよね」
って言っていただくことが多いです。
それだけ人気なんだと思うんですけれども、僕自身も、忘れていたとはいえ…
説得力は無いかもしれないんですけど、この本、大好きです。
かなり昔に読みまして、そこから…まあこれから「どういう内容か」っていうのをお話ししていくんですが、そこに紹介されているトレーダーとか投資家の人の本を更に読んで学習を深めたり…っていうことをしていました。
これから学習をしていく上での1つの入り口になり得る本ですので、是非紹介したい、という想いで今日この動画を撮っているわけです。
マーケットの魔術師とは
『マーケットの魔術師』ですけれども、ジャック・D・シュワッガーという人が書いた本です。
世界中の傑出した成果を出したトレーダー、それから投資家、こういった人達に著者自身が直接インタビューを行って、彼らの成功の秘訣についてまとめた本です。
「世界中のトレーダー、それから投資家」という風に言いましたけれども、ここで出て来る投資家・トレーダーというのは、例えばジョージ・ソロス…これはクォンタム・ファンドというファンドを立てて、その後「ヘッジファンドの帝王」と呼ばれたりする人ですけれども、この人とか。
そのパートナーであったジム・ロジャーズ…この人が主に分析を行っていた人で、たまに日本に来て講演会をやったりしていますよね。この人にもインタビューして記事にしていますし…。
あとは、リチャード・デニス。タートルズを作った人として凄く有名ですけれども、この人にもインタビューしていますし…。
ウィリアム・オニール、『オニールの成長株発掘法』でしたっけ? そういった書籍も読みましたけれども。
本当に著名なトレーダー達にインタビューを申し込んで、そのインタビューの内容を書籍にしている。凄く興味深い内容が盛り込まれた本です。
こういった人達に手紙を送ったりとか、電話をしたりとかして、そういった方法で取材を申し込んで、その内容を収録したものがこの本なんですね。
マーケットの魔術師の流れ
書籍の記載はどのように進んでいるかというと、プロフィールを紹介した後に、そのトレーダーの取材に至るまでの経緯を書いて、インタビューをしている時の情景描写なんかも書かれていますよね。
例えば、ジム・ロジャーズ。彼の家は、ニューヨークに当時あったんですよね。今はシンガポールかな?
「ニューヨークにありながらも、それに似つかわしくないようなヨーロッパ調の豪華な家だった」
とかね、ちょっとそういう記載が面白かったりもするんですけれども…。
そういったことが書かれた後に、インタビューが始まるわけですね。そのインタビューが始まってからの対談内容は、対談形式で書かれるんですね、「私はこういう風に訊いた、ジムロジャーズはこう答えた。私はこういう風に訊いた、ジムロジャーズはこういう風に答えた」みたいな感じでね。
あの、シュワッガーという人も、『シュワッガーのテクニカル分析』とか、凄く面白い本を沢山出している人で、その人自身も凄くトレーダーとして優秀な人なんですね。
だからか、質問の内容も凄く鋭くて、自分自身がそのインタビューの場に立っていたらこんな質問出来るのかな、と思っちゃうぐらい鋭い質問がボンボン飛んでいくので、会話の内容が凄く面白いです。
是非読んでみてもらいたいな、と思うんですけれども、その著者自身が考える考察というものが書かれて、「なぜ成功したのか」とか「なぜここで失敗してしまったのか」ということを、インタビューを聞いた上で「ああ、こういうことだったんだね」という風に著者は理解しました、という考察がね、1つ1つのチャプターの最後に書かれている…そんな感じで1個1個のチャプターが構成されていくわけです。
大物トレーダーが成功した秘訣とか、過去にしてしまった失敗…さっきのリチャード・デニスという人、この人なんかは最後、お金全部飛ばしちゃうんですよね、破綻してしまうんですね。「それがなぜなんでしょう?」…みたいな、ちょっと訊きづらそうなインタビューも訊いたりするわけですよ。
そういった意味で、成功者の成功体験だけが並んでいる本ではなくて、失敗した人には「なぜなんでしょう?」と訊くわけです。
それに対して、大物ですからね、ちゃんと答えてくれるわけですよね。
そういったことを収録してあるというのは、凄く有意義な本だな、と思うんですね。
そんな感じで、大物トレーダーが成功した秘訣とか、過去にしてしまった失敗、人生におけるドラマ…こういったものを克明に記したこの本は、大変質の高い知識が得られるのはもちろん、「今後の学習の指針を立てる」といった意味でも、大きなメリットがある本です。
マーケットの魔術師は読書ライフのいわば「目次」
この本は、いわば、いろんな投資家やトレーダーの経験を集めた「オムニバス」…そんな感じの本だと思います。
こういったところで収録されるようなレベルにあるトレーダー、世界の著名なトレーダーの人達、投資家の人達というのは、大体それぞれのトレーダー自身が出している本とか、その人を分析した別の人が本を出していたりとかするわけですね。
だから、この本から1つ興味を持った、「この投資家が素晴らしい」「このトレーダーが素晴らしい」と思った人の本を、また『マーケットの魔術師』をきっかけにして新しく読み始める、というやり方が1つ考えられるかな、と思います。
コミュニティとかYouTubeとかでお勧めの書籍を紹介すると、
「Hiroさんはどうやってその本に辿り着いたんですか?」
ということを訊かれることがありますけれども、何ですかね、『マーケットの魔術師』を読んでその中で気になったトレーダーとか、その中で気になった投資家とかの本を読む、という…いわば、この『マーケットの魔術師』を「読書ライフの目次」みたいな形で使う、というような、そんなケースが結構多かったんですよね。
だから、「最初にこれ、紹介したら良かったな」とちょっと思うんですけれども…、そんな使い方をするのが、1つ、良い読み方なんじゃないかな、と思ったりもしています。
まとめ
まあ、そんな感じで、この本自体からも良き知識が得られるということと、あとはこの本ね、凄くモチベーションが上がります。
トレードが負けているような時期とかが続いたりすると、つまらなく思えるじゃないですか?
「ああ、もう何かやる気出ないな」
「辞めようかな」
…とか思った時に、この『マーケットの魔術師』を読むと、もう一度モチベーションが戻って来る、とか…そんな使い方もあるかな、と思います。
いろんな読み方が出来て、いろんな教養が得られる。
素晴らしい良書だと思いますので、是非手に取って読んでいただけたら良いかな、と思います。
はい、今回の動画は以上になりますけれども、今回の動画が少しでも勉強になった・役に立ったと思っていただけた方は、チャンネル登録・高評価を是非よろしくお願いします。
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「ここで買いました」「ここで売りました」っていうエントリーと、それに返信の形で「ここで決済しました」「レートは幾つです」「損失は幾らです」「利益は幾らです」というようなね、そんなツイートで共有したりしていますので、興味のある方は是非フォローしてください。
はい、以上になります。
それでは皆さん、ごきげんよう。