N計算値とE計算値ってどっちが使えるか?検証します

どうも、メタトレ研究所のHiroです。
職場でやたらとトイレ長い人、何回も行く人、いますよね。あれ、大体トレーダーです。
特にね、男なのにやたら個室に長い奴とか、何回も行く奴っていうのは、あれ、〇ンコなんかしていませんから、トレードしていますから。
もう、ただのトレーダーではなくて、ポジポジ病を患ったトレーダーってことですね。
もしも皆さん、トイレの中でスマホを握り締めていることに気が付いたら、
それは一旦休んだ方が良いというサインですので、
そういう上手く行っていない時は、「無理せずに休む」っていうことを検討してみてください。
…はい、今日はそういう話をしたかったわけではなくて。
今日やりたいのは、「N計算値とE計算値、これのどちらが有用なのか」っていうのを比較実験してみたいな、という、そういう動画です。
決済の目途を測るためのツールとして、N計算値・E計算値というのが凄く有名です。
いわゆる「波動理論」というものですけれども、例えばこういう上昇の波があった時に、押し目を作ります。
「エントリーした後にどこまで伸びるだろうか」、これって凄い悩むところですよね。
これが、一定の公式でもって計算することが出来るようになる、っていうのが今回のN計算値であり、E計算値であり…っていう話ですね。
後でまたチャートを使って、スライドを使って説明しますけれども、その中の非常に有名な二大巨頭…と言われているのかな?
僕は呼んでいるんですけど、この2つを実際に同じエントリーロジックで入って、N計算値で決済する・E計算値で決済する、っていうパターンで分けてみて、「どちらが良いのか」っていう比較実験をする、ということをやってみたいと思います。
ちょっと前に、「フィボナッチリトレイスメント、38.2%と61.8%、どっちが良いんでしょうか?」っていう検証…比較検証をしたことがあったんですけれども、
あのそれぞれのエントリーに対して、またN計算値で決済した場合・E計算値で決済した場合…っていう場合分けをして、比較実験をする、っていうことをやっていきたいと思います。
あの時、N計算値で決済したわけですね、フィボナッチの時に。
今回はE計算値で決済をして、その時のデータと比較して、もしE計算値で決済した時の数値が全体的に良いということであれば、こちらの方が良いということになりますし、Nの方が良ければ、まあフィボで入ったらNで決済するのが良いよね、っていうような、そんな帰結になるかもしれませんね。
キャプチャーを見ながら、一緒に説明・検証をしていきたいと思います。
それでは一緒に画面を見ていきましょう。ついてきてください。
E計算値・N計算値とは
はい、それでは決済目途を測るためのツールとなる、E計算値・N計算値、それぞれについて解説をしていきたいと思います。
いきなりチャートに出してもイマイチ分かりづらいかな、と思ったので、一旦スライドにしてみました。値動きを、凄くこうデフォルメして表現することによって、解説が分かりやすくなるかな…と思いましたので、こういうものを用意してみました。
このジグザグは、値動きを表現しています。下降トレンドから上昇トレンドに転じて、押し目を付けて、また上がっていって、トレンド終わるかどうか…っていうような、そういう状態を図示しています。
まあ、こういう、「始まってから終わりまで」みたいな話がある中で、仮に皆さんが、この辺りにいると仮定します…っていうイメージをしてほしいんですけど、ここでロングエントリーを取りました。で、ポジション取ったので、とりあえずストップロスをこの辺に置きました、と。
テイクプロフィットを、じゃあどうしましょうか…というようなことに悩むわけですよね。まあ、それはここから先、これがどこまで伸びるか分からないからですけれども…。
まあ、そんなことがあるので、決済の目途を測りたい、「この辺だろうな」という当たりを付けたい、っていう需要があって、それを解決するためのツールとして、E計算値とN計算値がありますよ、と。
共に、E計算値に関してもN計算値に関しても、いわゆる、この「エリオット波動の一波」とかいう言われ方をしますけれども、上昇の時の、これ、1発目の波に対して、今回狙っている波がどこまで伸びるのか…っていう、そこを基準として、決めています。
1発目の波と、2発目の波の、この部分がイコールになるところまで伸びるでしょうね、というところですね。そういう計算をしているわけです。
今、ちょっとごめんなさい、E計算値に触りながら話をしていたんですが、分かりやすいのはN計算値の方なので、N計算値を先に説明しちゃいますね。
N計算値は一波目と、上昇の2発目、これが同じだけ伸びる…っていう風に考える考え方・計算の仕方です。
ここと、ここが、イコールになっていますよ、という意味ですね。だから凄く分かりやすいと思います。
だから、この、押しが深くなればなるほど、この決済レートというのは下がって来るんですけれども、まあそんな感じになっていますよ、と。これがN計算値です。
E計算値というのは、N計算値よりも、比較的、引っ張る考え方をする人が採用する波動理論というか、これを決済ロジックに用いる人は、どちらかと言うと「N計算値よりも引っ張りたい」という需要がある人です。
イコールになるところは、だから、変わって来るんですけれども、どことどこがイコールになるかっていうと、1発目の波と…あ、1発目の終わりから、2発目の終わりまでが、同じ幅になります。
E計算値の場合は、どれだけ押しても、決済位置は変わりません。ここの位置は変わらないので、ここからここまでの幅は変わらないですよね。
ですから、押し目がどれだけ深くなろうとも、決済位置は変わらないんですが、押せば押すほど決済幅は大きくなる…という、そういう感じになっています。
まあ、そんな2つの計算値というものがあって、まあ裁量トレーダーの人…システムの人も結構使うのかな、決済の目途を測るための方法としては凄く、メジャーです、有名です、人気です。
…っていう方法なんですけれども、今、これ、とりあえず概念理解のために簡単な図で表現しましたが、これをチャート上で見せようかな、と思います。
チャート上で見てみると・・
例えば、この上昇から、押している途中のどこかしらでエントリーをしたとします、ということを仮定します。
それが、この上昇がどこまで伸びていくのか…っていうのを、N計算値で目途を付けた場合と、E計算値で目途を付けた場合と…っていう、それぞれについて解説をしていきたいと思います。
N計算値
N計算値からまずやっていきますけれども、N計算値はこの1発目の、このピョーンと伸びたこの幅と、ここ、押し目から更にピョーンと伸びたところの幅が同じになる…という考え方です。
これを測るためのツールとして、便利なものとして、フィボナッチエキスパンションというのがあります。
挿入→フィボナッチ→エキスパンション。
すると、こういう、カーソルの形が変わったと思うんですけど、こんなのになります。
とりあえず、この1発目、ピョーンと伸びたこれの一番下から、終点まで引っ張って…すると、分かりますかね?
赤い点線が、こう、股みたいな。その左脚の先を一番下、一番上にこの股のところですね、それからこちらに右脚を押し目の一番落ちたところ…こういう風にやっていくと、こっち側に尺…何て言うんですかね、定規みたいなのが出てきます、と。
その中で、数字を見ていくと、61.8、100、138.2、161.8というのがデフォルトだと入っています。
これは何かというと、それぞれ、「%」っていう単位が付く数字なんですね。
この(左脚の)長さに対して、ここ(右脚の先)から何%伸びていますか、というのがここに出ています。
この(左脚の)長さに対して、61%、ここ(右脚の先)から伸びた場所が、この一番下のところだし、100%伸びたところっていうのがここだし…まあ、そういう意味になるわけですね。
で、「ここ(左脚の先)とここ(右脚の先)が同じになる」というのは、このフィボナッチエキスパンションが100%になる時です。
今の要領で、フィボナッチエキスパンションを引いて、100になるところっていうのが、さっきスライドで見て貰ったN計算値の値だ、ということになります。
ですから、この上昇の中で、N計算値を使って決済目途を決めると、ここ(100%)が決済位置になる、という結論になります。
今回はあまりハマッていませんね、どスルーっていうかね。全然機能していない感じはありますけれども…。
まあたまたま今回はこういう感じになったのか、それとも、いつもN計算値って使えないものなのか…っていうのは、もうちょっといっぱいこういう場面を見付けて、テストをして、統計的なデータとしてその優位性を測らなきゃいけないんですけど…。
とりあえずこの1ケースを見てみれば、N計算値はちょっとね、外れちゃっているかな、というような感じではあります。
E計算値
次に、E計算値を見ていきたいと思いますけれども。
E計算値、似たような作業で割り出すことは出来るんですが、使うツールがちょっとだけ違ってきます。
使うツールは、フィボナッチリトレイスメント。
こっちの方が、多分、使ったことがある人は多いんじゃないかな、と思うんですけど…。まあそれはなぜかというと、エントリーの目途を測る時に、これ、よく使われるんですね。
こういう動画を、前に上げましたけれども。「この深さとして、38.2%、61.8%、とどちらが有効ですか?」というような検証をひたすらやってみた…っていう動画も上げましたけれども、
あんな感じで使うことが多いので、どちらかと言うとエキスパンションよりもリトレイスメントの方がメジャーかもしれません。
こういう風にエントリーで使う使い方、ありますよね。上昇の、この1発目の波に対して、下を100、上から0っていう風にドラッグすると引けるわけですね。
で、エキスパンションの値というのはどういう風にここから使っていくかというと、こうやって引いた幅…上から下までの幅っていうのが、これを固定したまま上に持ってくる…ということをします。
別の言い方をするのであれば、現時点で0になっているところに100を持ってくる…とかいう言い方も出来るでしょうし、「フィボナッチリトレイスメントを2階建てにするような感じ」と言った方が分かりやすい人もいるかもしれないんですが、要はそういうことです。
まあ、上に乗っけた…ここですね、0のところが、E計算値になります。
ここ(1階部分)の幅とここ(2階部分)の幅が同じになる、というのがE計算値の考え方なので、この幅を記録した、何か定規みたいなものを持ってきて、上に乗っけてやれば、E計算値になるわけですね。
一応印を付けておきましょうか。こういう感じになりますね。
まあ、こんな感じで水平線が2本引けたわけですけれども、確認しておくと、下側がN計算値、上側がE計算値となっています。
この1つのケースだけ見ると、E計算値の方がどうやら具合は良さそうだな、という感じがするんですが、ちょっと検証してみたいですよね。検証をしてみようと思います。
検証
…まあ「検証してみようと思う」というか、さっき言った、フィボナッチリトレイスメントでエントリーのやつをやった時に、N計算値での決済をしていたんですね。
だから、「N計算値で決済をするとどういう成績になるのか」っていうレポートはあの時に取ったやつが残っているので、あれと、今回取る、E計算値で同じようなエントリーをした時の記録を2パターン取ってきて、この前のレポートと、これから作られるレポートというのを比較してみる、ということをやってみたいと思います。
EAとしては、「E最適化」というものを作りました。
これを使って、「38.2%」、フィボナッチリトレイスメントの…まあここで言えばこの足とかだと思うんですけれども、ここでひたすら入って、E計算値っていうのと、
「61.8%」、ここでひたすら入ってE計算値で抜ける…っていうのと、2パターン検証して、N計算値で同じことをやったのと比較してみたいと思います。
38.2%からのE計算値決済の検証
はい、それではまず、38.2%でエントリーして、E計算値で決済する場合のパターンの検証を見て貰いたいなと思います。
「E最適化」というEAです、ドル円でやります。2016年から2018年の3年間、いつもの通りですね。ビジュアルモードでやってみようと思います。
それから期間、これはタイムフレームのことですが、1時間足でやります。スプレッドは1.0固定でやっていきます。
前回、N計算値のデータを取った時に、ちょっといろいろあって、コントロールポイントになったので、今回それとの比較をやりたいというので、今回もコントロールポイントでモデルの方は選択していきたいと思います。
このEAは、あんまり「ティックでやるか・コントロールポイントでやるか」っていうのの影響はそこまで大きく受けないタイプのEAなので、そんなにどちらでも良いっちゃどちらでも良いんですが。
まあ、どちらかと言うと、この前のやつとテストのやり方を合わせたい、というのがメインとして大きいかなと。
あと、資金管理、言い忘れましたけれども、初期資金1万ドルに対して、1トレードあたり1万通貨っていう、0.1ロットっていう、いつものパターンですね、いつものやり方でやっています。
何個かエントリー、この辺りで見ていこうかなと思うんですけれども…というのも検証結果だけ見せられてもね、「どういう挙動で動いたEAの結果なのか」というのも一応説明しておかないと分からないと思いますので。
エントリーの仕方としては、この前お見せしたやつと同じです、この前どこでお見せしたかというと「フィボナッチの382と618のどっちが良いか比較しました」っていう検証していて、その時と同じようにやっていますよ、ということです。
どういう風に同じかというと、フィボナッチリトレイスメントの%を指定してエントリーをするわけですけれども、そのフィボナッチはジグザグの初期値パラメーターのものですね、これを使って描画したこのジグザグの頂点から頂点の幅の何%ですか、っていうところでエントリーをしているわけですね。
ここからここまで、ポジションを保有しているわけですけれども、エントリーしている場所はここです。ここがなぜエントリーポイントになるかというと、このジグザグの上から下までを100%と見た時に、38.2%戻ったところでエントリーする…っていうロジックになっていて、ここが実際に38.2%になっているからですね。ここでショートポジションを立てています。
そこから若干逆行はあるものの、下げ始めた後、決済がここで入っているわけですね。
なぜここで決済が入っているかというと、このEAは、E計算値で合わせて、ここで決済をしている…ということですね。
そんな感じの仕様になっていますよ、と。これをひたすら繰り返した時にどういう成績になるでしょうか…というのを、後で見て貰おうと思います。
これ単体での成績の評価ということもそうなんですが、今回は「N計算値とE計算値の比較」というのが一番大きなテーマですので、この前N計算値でやったテストデータとの比較、Quant Analyzerでやっていきたいと思います。
…今、あの、ひたすらフィボナッチの38.2%でエントリーする方向でやっていますけれども、これが終わったら後で、61.8%で入ったやつも試して…。
まあ、Nに関してもそう、382と618と、両方データは揃っているので、それぞれ比較してみたいな、と思います。
ちなみにストップは、直近高値・直近安値に置いて、そのまま置きっぱなしにする、っていう仕様になっています。
さっきのショートポジションであれば、直近高値にストップを置いて放置、っていうような感じになっています。
あ、もうちょいで終わりますね…はい、とりあえず382からのE計算値決済、3年間終わりました。一旦これで結果を見ていきたいと思います。
38.2%からのE計算値決済の結果
はい、どんな感じになったでしょうか。まず、グラフからです。
ボコッと落ち込むところはあるんですが、一応結構大きめのプラスで終われているんじゃないかな…と思います。
初期資金に対してレバレッジ1倍ですね。そのまま固定ロットでやっていく、という…そんなにレバを掛けた資金管理方法ではないんですが、それなりに伸びている、という感じかなと思います。
1万ドルに対して1,785ドル、3年間で増えているわけですね。
プロフィットファクタとしては1.31という数字が出ています。
勝率としてはそこまで高くはないですね。30.38%という風になっていますけれども、これ、N計算値でやった時…まあ後でまた比較しますけれども、あの時既に30%台まで落ちていましたので、E計算値、当然エントリーから決済まで遠くなりますので、勝率が…まあ上がるっていうのは望めないわけですよね。
このぐらいっていうのは、そんなに意外な数字ではないかな、という印象です。
E計算値を使うということは、決済まで遠くなりますので、勝率を犠牲にして、その分、それを上回る感じで…ってことだと思うんですが、リスクリワードレシオが良くなります。
3.0にはちょっと届かないぐらい、っていう感じですかね? 158ドル、平均で利益が出ていて、平均の損失は53ドルということなので、3倍弱のリスクリワードレシオが出ている、と。
それによって利益が残る、というような…まあそんな感じの手法になっているわけですね。
プロフィットファクタはこれだけ単純なロジックで1.3というのは、なかなか優秀じゃないかな、と思いますけれども、評価というのはこれぐらいにして、比較をやりたいので、もう1個の方、やっていきたいと思います。
61.8%からのE計算値決済の検証
はい、次に、61.8%エントリーからのE計算値決済、というやつをやります。
諸々、条件はそのままで、すぐ行こうかなと思うんですけど…。
まあ、良いですかね? エントリーの深さが変わるだけです。
だから、ところどころ…さっき382の時には入れていたけれども、同じポイントで61.8は入れない…っていうことは結構起きたりすると思います。
要は押し目とか、戻りの深さが浅くて、618まで届かないと、「382の時には入れていたポイントで618は入れない」ということになるかもしれないので、多分エントリーの回数はどうでしょうね、少なくなるのかな、と思いますけれどもね。
はい、それではこちらも簡単にロジック、1箇所だけでも拾って…。
まあ、同じですね。フィボナッチリトレイスメント、ここからここまで引いて、618でのショートエントリーを立てて、ここで決済になっていますね。E計算値のところでの決済が行われている、という、そういうロジックになっています。
一応そんな感じです。
さっき、1.3ちょいぐらいだったと思うんですけど、プロフィットファクタが。
E計算値同士で、まずエントリーの比較が出来ますね、今日の2つで。この前との比較をすることによって、N計算値とE計算値の比較が出来る、ということですね。
61.8%からのE計算値決済の結果
はい、じゃあ618で入ったやつ、どういう数字になったかまず見ていきたいと思います。
あ、グラフから見ましょうかね、こんな感じになりました。
…そうですね、何かこう…停滞期みたいなものが長いんですが、ここでかなり大きく利益を儲けて、あとは維持…っていう感じですかね。
どうですかね? グラフの形で、どっちが良かったか…ってあまり判断出来ないんですけど。
何か、ボコッて凹むところが無いから、こっちの方が良く見える人の方が多いかもしれないんですけどね。
数字の上ではどうでしょうか…レポート、どうでしたっけ? 1.3幾つでしたっけね? 後で、またグラフでちょっと比較しようかなと思うんですが、多分こっちの方が少し良くなったぐらいの感じなんでしょうか?
深めに、惹き付けてからのエントリーになって、決済位置としては同じなわけですね。利益確定の場所はさっき言った理由で同じになります。
位置としては同じ。幅としては遠くなる。…ということですね。
利益確定が遠くなって、損切りが近くなります。惹き付けていて、決済ストップロスの位置は382の時も618の時も変わりませんので、損切りは近くなります。
…というので、先ほど既に3倍近かったリスクリワードレシオっていうのが、もっと大きくなっています。130:23なので、もう5倍から6倍ぐらいのリスクリワードレシオになっていて、その分、やっぱり勝率も落ちるんですね。
先ほどよりも10%以上落ちて、19.35%…勝率でとりあえずプラスになった、というような感じになっています。
どうですかね? 回数も少ないので、もうちょっと長い期間でテストしたりとか、いろいろやってみたいなとは思うんですけれども、とりあえずこの決めた設定で検証が一通り終わったので、このデータで比較をしてみたいな、と思います。
N計算値(38.2%、61.8%)とE計算値(38.2%、61.8%)の比較
Quant Analyzerを使ってみます。Quant Analyzerに、N計算値での2つのテスト…エントリーレートの違いで2つテストしたんですが、38.2%でエントリーをしてN計算値で決済したやつと、61.8%でN計算値決済、っていうやつと、38.2%エントリーのE計算値決済ってやつと、61.8%エントリーのE計算値決済…っていうのを、4つ読み込んであります。
これらを、ポートフォリオ化して、比較していきたいわけですけれども…。
まあグラフで見るのが一番早いかな、と思うので…はい、こんな感じになります。
これ、色がまた見づらいですね。友人のQuant Analyzerはちゃんと色分けが綺麗にされていたんですけど、僕のやつはちゃんと出来ていなくて…どういうわけなのか分からないんですけど、分かる人がいたら教えて欲しいなと思います。
まず、出だし、どれもそんなに変わらないんですね。変わらなくて、この辺りからこうバラバラッとばらけてくるんですけれども、下に振れたこの青いライン、これが382のE計算値決済、今日やった1発目のテストの方がこれですね。
そのすぐ下、赤い線が、これ382でエントリーして、N計算値で決済したやつです。グラフの形としては非常に似通ったものになるんですが、全体を通して若干下側をN計算値が推移する…というような感じになっています。
なので、ここで382エントリーのNとEの比較が出来るんですが、ここだけ見ると、E計算値の方がどうやら資産推移としては高いところを推移していて、良いのかもしれないな、という感じがしますよね。
はい、そんな感じで382同士の比較っていうのはこういう感じで出来るんですけど、EとNだと、Eの方がちょっと良い成績になった…という感じですね。
まあ「ちょっと」という言い方をしましたけれども、この4つのパターンの分析の中では、382エントリーからのE計算値決済っていうのが総損益としては一番良い成績が出ているようです。
ゴール地点で見ると、一番上にあるこの青い線、382のEということになります。
続いて、618エントリーの2つ…これの比較をやっていきたいんですけれども。
618エントリーに関しては、N計算値に関してもE計算値に関しても、共にこの真ん中あたりで高いところで推移していて、まあ「最初調子良かった」ということだと思うんですけど。
最後に掛けて、ずっと失速していく…というような形。まあ、この辺はやっぱり似通った形になっています。
どちらも同じような数字なんですけれども、最終的な損益としては、若干、E計算値の方が良い成績で終わっていますね。
なので、総合的なこの損益としては、どれもE計算値の方が優秀な成績を上げているんですけれども、パフォーマンスの方ですね…これを、総損益ではなくて、例えばプロフィットファクタとかで比較した時には、382でエントリーした方に関しては、プロフィットファクタはE計算値の方が良い成績が出ていて、618でエントリーした時には、N計算値で決済した時の方が、E計算値よりも良い成績が出ていたりします。
ですから、どの数値で比較するかによってちょっと成績が違ってきちゃう…優劣の順番が違ってきてしまう、というのがあるので、残念ながら今回のテストだけでは「N計算値とE計算値、どちらが優秀なのか」というのは、ちょっと言い切れないかもしれないな…という感じはしていますけれども。
まあその辺は、あれですね、PFと損益に違いが出て来る…その順位に違いが出て来る、というのは、それぞれのロジックの取引回数が違ってくるからですね。
総損益というのは取引回数の影響を受けるんですけれども、プロフィットファクタというのは取引回数の影響を受けません。ですから、違いが出て来るんですけれども…。
「どちらで比較して優劣を決めるか」というのは、このバックテストデータの「取引回数」という部分をどの程度皆さんが評価するかによって変わって来るところだと思います。
「取引回数が多い」というところを含めてシステムを評価したい、ということであれば、総損益を使っての比較をする…という帰結になるでしょうし、回数の影響を受けずに1回のトレードの優位性を測りたい、ということであれば、プロフィットファクタを使った比較になってくるかな、と思いますけれども。
まあ、そんな感じで上手く使い分けてもらったら良いんじゃないかな、という感じはします。
まとめ
というわけで、あまりN計算値とかE計算値の解説からも外れてしまって、大分脱線したんですが、一応今日は、N計算値とE計算値の基本の概念と、チャート上での使い方、それから比較実験…ちょっとあまり有益な情報はここからは得られなかったんですけど、そんなものをお見せしました。
何かトレードに役立つと嬉しいと思います。活用してみてください。
以上になります。
はい、以上になります。N計算値とE計算値、それぞれについて説明をして、チャートの中でそれを使う時にはどういったツールが使えるのか、具体的にはN計算値の時にはエキスパンション、E計算値の時はリトレイスメント、それぞれフィボナッチの異なったツールがあるわけですけれども、用途によってそれらが使えますよ、という話をしました。
それから、「どちらが良い決済ロジックなのか」っていうのを比較実験してみようと思ったんですが、今回の比較の中では、残念ながらちょっと優劣ってものは見えてきませんでした。
エントリーレートによって、Nの方が良かったりとか、Eの方が良かったりとか…っていうのがあったので、もうちょっといろんなパターンの検証を試してみないと「どちらが優秀なのか」っていうのは見えづらいのかもしれません。
はい、そんな感じで、検証についてはあまり考察は得られなかったわけですけれども、少なくとも今回は、N計算値・E計算値っていう決済ロジックがあるよ、そのどちらもそれなりに優位性はありそうだな、というところまでは分かりましたね。
是非日々のトレードに役立てていただければと思います。
はい、今回の動画は以上になりますけれども、今回の動画が少しでも勉強になった・役に立ったと思った方は、チャンネル登録と高評価、是非よろしくお願いします。
それから日々のトレード、ポジションですね、「ポジション取りました」「決済しました」っていうことをTwitterの方でシェアしています。興味のある方は是非フォローしておいてください。
はい、以上になります。それでは皆さん、ごきげんよう。
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