【FX】エントリーと決済どちらを重視すべきか?

”カフェでPCから、間違えて
「バイーン」「ポヨーン」「ピローン」って音がしてる人、
大体メタトレーダー。”
どうも、メタトレ研究所のHiroです。
メタトレーダーのあの音ですね。
一体なぜあの効果音にしたのか、これはもう永遠の謎ですけれども。
ただね、カフェであの音が鳴った時に、「あ、同志かな?」って
ちょっと嬉しくなっちゃう…
これはトレーダーあるあるじゃないかな、と思いますけどもね。
今日は別にそんな話がしたかったわけではなくて。
ちょっとトレードについて、「哲学」とまでは言わないまでも、
結構議論・意見が分かれるところ…
これについて、僕なりの考えというのを話をしてみたいな、と思います。
「エントリーと決済、どちらが大事でしょう?」という話ですね。
もちろん、そのトレードにおける利益あるいは損失っていうのは、
エントリーがあって、決済までされて、初めて損益が確定するわけですけれども。だから、どちらも大事なんですよね。
どちらも大事なんですけれども、果たしてどちらが大事なのか…
と言われた時に、皆さんはどちらだと思いますか?
…この辺のところを、まあ正解は本来無いんですけれども、僕なりに考えて、
どういう…じゃあその結論があるとしたら、どういう考え方でいくとそういう結論になるのか、
っていうのを皆さんとシェアしていきたいな、と思います。
例によって、今日もスライドを用意しました。
スライドを使って皆さんに分かりやすく説明が出来ればと思いますので、
それでは、いつものように画面を見て説明していきたいと思います。
それでは、ついてきてください。
決済とエントリー、どちらが大切か問題
はい、それでは、「決済とエントリー、どちらが大切か問題」について話をしていきたいと思います。
何でこんなことを考えて今話をしているかというと、
まあご存知の通り、今、僕、あんまりトレードが上手くいっていません。
結構お金が減っている状況なんですけれども、負けた時って考えますよね、
「この状況、どうしたら上手くいくんだろうか」ってね。
そんな中で、どちらにアプローチをするのが、良い、効率の良い改善策なのかな…
っていう、そんなことを考えたんですよね、グルグルと。
その考えたことというのを、まとめついでにスライドにしてみたわけですけれども、
せっかくなので動画にしようかな…という、そんな感じで今日話をするに至りました。
今、ちょっと言ったんですけど、この話っていうのは、
「どちらにアプローチしたら利益に直結しやすいのかな」
っていう、そういう論点での話になっています。
なので、一度、この結論を出す前に、
「利益って何だっけ?」
「損失って何だっけ?」
…っていうところを再度復習してみたいなと思います。
過去に、もういつ上げたか忘れたんですが、
「勝率が低くても勝てる方法を教えます」
みたいなね、そんなタイトルの動画を上げたことがあって、その動画の中で、「期待値」という概念に触れました。
期待値を上げることで、トレードの利益は上がりやすくなっていくんですよ、
という話をしたわけなんですけれども、
その動画を見たことがある人、覚えてるかな、期待値というのはこういう公式で表すことが出来ますよ、という説明をしたわけですね。
「期待値=平均利益×勝率-平均損失×敗率」
この公式を初めて見る人、難しそうに見えたとしても実際には難しくないので、落ち着いてちょっと説明を聞いて欲しいんですけれども、要はこれ、何を言っているかというと…。
この要素の中に、「勝率」「敗率」が入っていますね。
一方で、「平均利益」「平均損失」、
これ合わせてリスクリワードレシオになるわけです。
「合わせて」というか、これとこれを割算すると
リスクリワードレシオになるわけですね。
ですから、この公式から何が分かるかっていうと、
ここに書きましたけれども、
「リスクリワードレシオと勝率、どちらかを上げれば、期待値は高まる!」
どちらを上げても良いんですよ。
だから、勝率は低かったとしてもリスクリワードを上げることによって勝っているようなトレードシステムを作ることも可能なんですよ、ということを言っているだけの動画だったんですけれども、
この期待値が利益に直結するわけですから、
このどちらかのアプローチによって期待値を上げることが出来れば、それに伴って、
・利益も高まる
・利益を上げることもしやすくなってくる
…というようなことが言えるわけですね。
じゃあ、もう1歩突っ込んで…、
「リスクリワードと勝率、どちらを上げた方が楽なのかな」
という観点でまた話をしていきたいと思うんですけれども。
皆さん、どちらが感覚的に上げやすいと思いますか?
まあ、これまでいろんなところで話をしているんですが、トレードっていうのは…トレードというか、相場っていうのは、不確実が支配する世界ですから、要は先のことは完璧には分からないわけですね。
ですから、そういった中で「勝率を上げろ!」っていうのはなかなか大変なわけですよ。
ですから、まあ一方で、リスクリワードレシオっていうのは
ある程度自分で設定することが出来る。
まあ後で、またここの下に図が控えているので予測出来るかなと思うんですが、まあ後で説明しますけれども、基本的にはリスクリワードレシオを上げる方が簡単なんですね。
なので、今回はより簡単と思われる方を取っていくことで、
リスクリワードを上げるっていう観点で、この後も話をしていきたいと思います。
随分前提の話が長くなったので、
何を目指しているか分からなくなっちゃった人もいるかもしれないんですけれども、
今日の話は、「決済とエントリー、どちらが大切か」
を知ろう、という話です。
流れとしては、そのためには、まず「利益というものは何なのか」というのを分解しなきゃいけないよね、という話があって、「利益とは期待値ですよ」という話をしています。
「では期待値をどういう風に上げるか」って話があって、
期待値を分解してみると、「勝率」と「リスクリワード」に分解することが出来ますよ、と。
「じゃあ期待値を上げるためにどちらを上げるのが楽でしょうか?」
っていう話をしていて、その時に、
「勝率を上げるのは大変だから、リスクリワードの方が簡単なんじゃないか」
っていう話…ここまで来たわけですね。
結局ね、何が言いたいのかというと、リスクリワードを上げることによって、期待値を上げて、利益を上げやすくしていきましょう、っていうところまで、今日、話が出来ています。
「では、リスクリワードを上げるためには、決済とエントリーどっちを弄るのが楽ですか?」
という話をこれからします。
…いいですかね、一旦まとめないと
もう頭グチャグチャになっちゃうかもしれないので、
そういう順番で物を考えましたよ、という感じです。
リスクリワードをどういう風に上げるか
はい、じゃあ「リスクリワードをどういう風に上げるか」っていうことを図にしてちょっと考えてみたんですけれども、リスクリワードっていうのを値動きの上で考えると、こういう図になるわけですね。
これ、青い線…まあ赤い線途中にありますけれども、このジグザグしているのが値動きです。
この中でロングエントリーをとった、という前提でいろんなエントリーレートだのストップロスレートだのをTP…テイクプロフィットレートだの、というやつを置いているんですけれども、
ここでエントリーしたとします。
ここで利益確定するとします。
その時、ストップロスは直近安値をここに置いたとします。
という、凄くオーソドックスなトレードをここに表しているわけですけれども…。
この時、エントリーレートはここで、ここより上のところは利益になるわけですね。
ここより下のところは損失になるわけですね。
ですから、リスクリワードっていう話をすると、この部分がリスクリワードのうち「リワード」、利益の方になっていて、この部分が損失になっているわけですね。
「リスクリワードを上げる」っていうことは、このリワードのところが大きくなって、リスクのところは狭くなる、という状態になっているわけですけれども、「リスクリワードを高くする」っていうことになると、これ(リワード)をより広くする、あるいはこれ(リスク)をより狭くする、っていうことをしなきゃいけないわけですね。
これを、「決済をずらす」っていうこと…そういうアプローチと、「エントリーをずらす」っていうアプローチの、どちらの方がこの幅の比率をより良く…簡単により良くすることが出来るのか、っていうことを考えると、どうでしょう? どちらが楽ですか? …という話なんですね。
では、仮に、「エントリー位置をずらすことによって、リスクリワードレシオを改善しよう」ということになった時は、このエントリーレートっていうのはどういう場所になるんでしょうか?
…これは、エントリーレートっていうのは下の方になっていくわけですね。
これはもう、たまたま、今「ちょっと失敗したな」と思いながら喋っているんですが、
一番ベストなところで入れているんですね。
実際のトレードにおいては、エントリーレートはここかもしれないし、ここかもしれないし、ここかもしれないし…あるいは撥ねた後、ここで入るのかもしれないわけですね。
そうなっていた時に、仮にこの線が、こういう風に上に上がって行っちゃった時には、リワードの幅が狭くなる、同時にリスクの幅が広くなる…っていうことが起きるわけですね。
逆に、このエントリーレートっていうっていうのを、今言ったみたいなベストな位置にずらせたとしたら、リワードの幅が広くなって、リスクの幅は狭くなります。
…何が言いたいかというと、エントリーを1つ変えることによって…エントリーの位置を1つ、線をね、位置をずらすことによって、より良い位置にすることによって、リワードの幅が広くなると同時に、リスクの幅が狭くなる…っていう、いわば一石二鳥みたいな形が出ているわけです。
これと同じことを、決済をずらすことによって実現しようと思うと…テイクプロフィットとストップロスの両方を動かさないといけないんですね。
なぜならば、テイクプロフィットだけを良い位置に動かしたとしても、
リワードが伸びるだけで、リスクの幅は動きません。
逆にストップロスだけを動かしたとすると、リスクの幅は動くけれども、リワードの位置は変わりません。
だからといって、両方の比率を良くしようと思ったら、テイクプロフィットとストップロス、両方とも動かさなきゃいけません。
ということで、この動かすものの数、労力っていうものをコストと考えるのであれば、そしてそれによって得られるリスクリワードに対する効用…「リスクリワードを改善する」ということの度合いを「効果」と考えるのであれば、エントリーは1つしかコストが掛かっていないわけですね。エントリーを変えるって「この1本の線しか動かさない」っていうことで、まあコストは小さいわけですね。
一方で、この決済を変えることによって、
この効用を同じだけ得ようと思った時には、コストが2倍掛かるわけですね。
ですから、どちらがより効率的にリスクリワードに効果を与えてくれるかというと、
これは、エントリーを変える方がより効率的に効果を与えてくれる…
という帰結になるわけですね。
だから、今日、こういうタイトルで話をしていますね…
「決済とエントリーはどっちが大切か」というタイトルで話をしているわけですけれども。
今、辿ってきたみたいな思考パスで行くと、結論としては、決済とエントリー、どっちが大切かというと、「エントリーの方が大事になる」という、そういう結論になるというわけですね。
そもそも、これを何でこんなこと考えたのかというと、
前回の動画で…前回の動画、チャレンジだったわけですね…
チャレンジの報告動画だったわけですけれども、僕はエントリーをミスったわけですね。
元々、これ、しっかりと戻りを待って…ここ戻り、届かなかったんですけど、結局これ、戻って来るんですよね。それを待たずに、こう飛び乗った…ショートに飛び乗ったエントリーをしたわけですね。
それによって、要は、元々予定していたエントリーポイントよりも大分低いところでのショートポジションになっていってしまった。
まあ、それがために、エントリーポイントが悪くなってしまったので、それでもリスクリワードレシオは何となくあまり悪くしたくない、という想いがあって、元々この辺にストップを入れようとしたんですね、黒いところのもっと外…この辺にストップロスを入れようと思っていたのが、維持しようと思って、ここに決済位置をずらしたわけですよ。
結果として、これが最高値になって、ストップロスに掛かってしまって、負けてしまう…っていうトレードをした時に、やっぱりこれ、ちゃんとエントリーの位置を大事にする必要があったよね、それが大事だったよね、っていう反省があったりしたわけですね。
なので、そんなこともあって、エントリーと決済、どっちが大事なのかなっていう…よく話が出るところではありますけれども、この失敗をもって、「やっぱりエントリーって大事なんだな」って反省した、その辺のところがあって、今日みたいな話とか、考えっていうのが、ずっとグルグル考えていたわけですね、そういったことを。
それを今日、動画としてシェアしたいっていうのがあって、まあちょっと今、今日まで新しく考えていたことなので、ちょっと説明として上手くまとめることが出来たか微妙だったんですけれども、そんな経緯で、今日こういう動画を撮るに至ったわけですね。
エントリーの位置は大事です。
エントリーの位置が悪くなると、このトレードみたいに、リスクリワードレシオが悪くなる…どうしても悪くなってしまうわけですね。
そんな中でも、リスクリワードレシオを割とまともな値に保とうとすると、
今度「ストップロスを近くする」みたいな話になってしまうわけですよね。
結果として、近づいたストップロスっていうのは掛かりやすくなってしまいますから、損切りに掛かる確率っていうのは凄く高まってしまう。
今回も、実際に損切りに掛かってしまったわけですけれども、このトレードから分かる通り、エントリー位置が悪くなると、決済の自由度というのは下がります。
特に、ここ、下が赤い線…テイクプロフィットのラインですけれども、このテイクプロフィットラインのところは、このレジサポ水準で決まっているラインですし、この幅に対して50%の幅で入れているラインでしたから、これをもっと伸ばすっていうことはもう絶対に出来ないわけですね。
ですから、こうストップロスを動かすしかなくなってしまって、ストップロスを近くに置いた結果、それが最高値になってしまった…みたいな、そういうトレードだったわけですけれども。
エントリーの位置が悪いと、決済が良い位置に入れられなくなる、良いリスクリワードを達成することが難しくなる、そういったことがあって、エントリーっていうのは凄く大事だな、という…エントリー位置っていうのは凄く大事だな、という反省に至ったわけですね。
その辺のところの考え方っていうのを是非シェアしたくて、今回の動画を撮るに至りました。
いろいろね、考えようによっては結論が分かれるところではあると思うんですけれども、今回の僕の考え方っていうのは、そういう時に、皆さんも研究する際には1つ参考にしてもらえると嬉しいと思います。
はい、以上になります。
まとめ
はい、如何だったでしょうか?
もちろん「諸説あり」っていう話だと思います。
人によって意見が分かれるところだとは思うんですけれども、今日言ったような、期待値っていう面からのアプローチでいくと、今回のような期待値…ひいては「リスクリワード」という観点からものを考えるとすると、「エントリー・決済はエントリーの方が大事じゃないかな」という、そういう結論になるわけですね。
それから、本編というか、キャプチャー動画の中では話をしなかったんですけれども、エントリーをよくすると、その期待値とかリスクリワードとは別の観点として、メンタル的にもやっぱり楽ですよね。
ポジションを持って…当然持った時はスプレッドがマイナスから始まるわけですよね、トレードというのは。
そのエントリーの精度が高ければ高いほど、そのマイナスが解消されて、含み益に転換するまでの時間っていうのも短くなってきますから、当然、トレード中のストレスっていうのも軽くなっていくわけです。
僕、いろんなところでこういう話をしていますけれども、「良きトレードをプランニングするところで終わり」ではないんですよね。
「その立てたプランの通りに本当にトレードが出来るのか」…これを僕は「執行」と呼んでますけれども、執行のところまで含めてがトレードですから、そういったトレードをトータル的に考えた時にも、エントリーを良くするっていうことは非常に重要なことなんではないかな、という風には思っているわけです。
ポジションを持った後に、真っ赤っかになっている文字を見ながら良き決済をする…というのはなかなか難しいわけですから、そういう心理的な負担を軽くする、という意味でもエントリーからしっかりとしたものを考えていく、ということが大事なのではないでしょうか?
…というお話でした。
はい、そんな感じで今回の動画は以上になりますけれども、今回の動画が少しでも勉強になった・役に立ったと思っていただけた方は、チャンネル登録と高評価、是非よろしくお願いします。
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はい、以上になります。
それでは皆さん、ごきげんよう。