なぜシステムトレードなのか -メンタル-

裁量からシストレへ
僕がトレードを始めたのは2010年。
ウソみたいな話ですが、5万円で始めた資金が
あっという間に1000万円を越えました。
もちろん当時はコードなんて書けないから
全部裁量トレード。
地合いや高レバレッジに助けられたのも事実だけど
どんどん増えてゆく資金を見て
あの頃の僕は
自分のことをトレードの申し子だと思っていました。()
そんな僕がなぜ方向転換をし
システムトレードをメインに据えようと思ったのか。
当時周りにいたトレーダーには
とても不思議がられたし
今でもいろんな人からよく聞かれるので
その理由を書いていこうと思います。
「メンタルなんか」で悩みたくなかった
みなさんはトレードノートをつけていますか。
日々のトレードの取り組みについて記録する
日記みたいなものですね。
僕は初心者のころ
このトレードノートを一生懸命書いていました。
その取り組みについては
なかなか褒められたモノだと思うのですが←
今思えば残念なことに
書いてある内容がクソくだらないわけです。
というのも
ノートに記載される内容のジツに9割が
メンタルの話、反省の弁。
今日はムキになってしまった
平常心を失った
恐怖心に負けた
欲をかいた
いい加減しっかりしたい…(笑)
とか。
今日は終始冷静にトレードできた
1度もルールを破らずに取引できた。good!…(笑)
とか。
アホですね。
恥ずかしいことオビタダシイ…。
それだけ必死だったんだとも
思いますが。
でも基本的に
このような内容ばかりノートに記録していても
未来に向けて何か良いことが起こることはありません。
ムダです。
だって
1か月たっても2か月たっても1年たっても
また同じことをノートに書いてるでしょ?
メンタルの問題なんかで消耗していると
本来手段であったはずの問題解決が
いつの間にか目的化してしまい
トレーダーとして必要な成長ができません。
そして長い年月を経たあと
もれなく皆、同じことを言い始めます。
「メンタルを排除して
機械のようにトレードすることが大事!」
「機械は頭に血が上らない。ビビらない。」
「感情をフラットにして
みんな機械のようになろう!」
って。
…だったらもう、最初から機械が取引すればよくない?
これが僕が
システムトレードに舵切りをした理由の1つです。
メンタルに悩まなくなってからは
ぼくのノートは
新しいアイデアとか、初めて知ったこととか
そんな建設的な内容で埋まるようになりました。
本当に重要なことって
僕自身の心の在り方なんかよりも
こっちのほうですよね。
トレーダーとして勝ち組になるためには
考えることもやることもたくさんあります。
しかし残念ながら多くのトレーダーは
毎日自己を制御するだけで手いっぱい。
必要なことに着手できなかったり
取り組みが不十分に終わってしまったりしています。
長い勝ち組トレーダーへの道のり。
「メンタルなんか」の問題は一瞬でクリアしておかないと
ゴールまでたどり着きませんよ。
シストレはメンタル問題を一挙に解決してくれます。
ぼくが皆さんにシストレをおススメする理由の一つが以上のことです。
次回の更新で
また別の側面からシストレの優位性について書いていこうと思います。
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