なぜシステムトレードなのか -生活-

裁量トレードでは検証通りの利益が出ない
「裁量トレード」とは言っても僕の場合
検証によってある程度の期待値を見積もれたものを
実運用で使うというスタンスをとっていました。
しかし
実運用ではあまり利益を得られないのが常です。
具体的には
実運用では
検証で得られた利益の半分以下しか利益を上げられません。
これはなぜなのでしょうか。
みなさんにはその原因はわかりますか?
人間の限界
考えだしたら
様々なファクターが浮かびますが
一番の要因はいたってシンプルで
単にトレーダーの稼働時間によるものです。
検証時には
1時間くらいで24時間分のトレードデータをとることができます。
しかし
実運用で24時間トレードをするには
24時間チャートの監視をする必要があります。
したがって
実運用で検証と同じだけの利益を出すことは
手動では実現不能でしょう。
死んでしまいます。
パパはつらいよ
家族と暮らしていれば
1日中パソコンの前に座っているのは難しいでしょう。
パパあそぼー!(子)
お外いこ!(子)
パパおむつ変えてー!(嫁)
おふろいれてー!(嫁)
ごはんだよー!(子、嫁)
などなど
トレードしてなければ喜んで応じられるようなことも
目の前にトレードチャンスが来ていれば別です。
うまくいっていない時などは
家族のせいで利益が出ない!
みたいな被害妄想に陥ることもあります。(笑)
家族との関係の良好さはトレード成績次第!
なんてことにもなりかねません。
システムは24時間マーケットを監視する。
システムは人間と違って睡眠時間を必要としません。
どんなに働いても基本的に死にません。
不平も不満も言わずに
24時間体制でマーケットを監視してくれるので
トレーダー自身は夜ぐっすり眠ることができます。
そして
事前に決めた条件を満たしたときには
正確にトレード執行をしてくれます。
疲弊して
チャートを見誤ったり、執行をミスったりすることはありません。
トレーダー自身が寝ていようと
子どもと遊んでいようと
家事を手伝っていようと
関係なく利益を上げてくれます。
自動化によって時間が生まれる
思えば裁量トレードしかできなかった時には
マーケットの監視に労働時間の9割を使っていたと思います。
一日中チャートを見ていると
一生懸命頑張っている割にあまり自分が成長していない
という状況になりがちです。
言ってみれば
マーケットの見張りなんてものはだれでもできるし
もっと言えば
そんなことは人間でなくてもできます。
マーケットの見張りは
コードを書いてアウトソースしましょう。
そして浮いた時間は
自身の成長に資するもっと有意義なことに使いましょう。
あらゆることがトレードにつながる
トレードをする上で役に立つこと
というのは多岐にわたります。
それは
コーディングの技術かもしれないし
数学や統計の知識を身に着ける必要もあるでしょう。
心理学やゲーム理論など学術的なことを深めても
役に立つかもしれません。
あるいは
全然関係ないことをしているときに
トレードアイデアが思い浮かぶかもしれません。
例えば
かの有名なヴィクター・ニーダホッファーは
全米選手権に出るほどのスカッシュの名手でしたが
そのボールの軌道の予測から
価格予測モデルを構築したという逸話があります。
生きている中で
何がトレードに資するかはわかりません。
毎日チャートを睨んでいるだけで
一日終わるのはもったいないですね。
三回にわたって
僕がシストレを導入した理由について述べてきましたが
僕はシストレの導入によって
トレードライフを一変させることができました。
ぜひこの機会にコードを覚えてシストレを導入しましょう。
では。
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