【ガチ解説】話題のロボアドバイザーって利益出るの?WealthNaviやTHEOについて

【ガチ解説】話題のロボアドバイザーって利益出るの?WealthNaviやTHEOについて

どうも、メタトレ研究所のHiroです。

ちょっと風邪をひきました。喉がカラカラしていますけれども…。

皆さんはもう冬休み入りでしょうか?

皆さんが冬休み入りしたのをきっかけに、人と会う機会も増えて…。皆が休みだから、ってことなんですけど。

そういう機会に…年末にありがちなんですけど、どういうわけか資産形成についての話になることが多いですね。

それは、「冬のボーナスが出たから」っていうことなのか、それとも「来年こそは」という何か想いがあるからなのか…はちょっと分からないんですが、「何か資産形成の話になることが多いな」と思っています。「年末は何かそれが多いな」と思っています。

 

最近は特にそういった話の中でよくのぼってくるワードとして、「ロボアドバイザー」というのがよく耳にします。

具体的なサービス名としては、WealthNaviとか、THEOとか、そういったものが有名だと思うんですけれども、「あれってどうなの?」ってことをよく訊かれるんですが、ぶっちゃけ知りません。やったことないです、僕は。

あまり「人に投資とか投機を任せる」っていう考え方が好きじゃないので、そういうことはやったことがなかったんですが…。

あまりにも訊かれる機会が多いので、僕もちょっと勉強した方が良いな、と思って…要は、「訊かれたことに答えられない」っていうのが、何かね、残念な感じがするので、「勉強した方が良いな」ということで、その一環として動画を撮ろうと思いました。

 

ここから先はWealthNavi…でいいかな? もうちょっと出ているんですけど、WealthNaviのホームページを一緒に読みながら、読んだ上で、「僕がどうこれを考えるのか」っていうことを伝えながら、僕自身も勉強する、その過程を皆さんに知らせる…っていうような動画にしていこうと思います。

いつも、何か講義みたいな、出来上がったものを皆さんに伝える、っていうような動画をずっと続けてきましたけれども、今日に関してはちょっと趣が違う感じになるかもしれないです。

「僕もよく知らん」っていうところから、当然…「当然」って言ったらアレですけど、そこに投資したことがないんですけれども、そこに「これから投資をしようかな、どうしようかな」っていう人と同じ目線に立って、そのサービスの内容を、ホームページを読んで、「そこから何を考察したか」「どう感じたか」っていうことを皆さんと共有していきたいと思います。

…というわけで、これから一緒にキャプチャー動画を見ながら勉強をしていきたいと思いますので、付いて来てください。はい。

WealthNaviについて

はい、それではWealthNaviについてホームページを見ながら「どんなものか」というのを考えていきたいと思います。

これ、トップページです。唐沢寿明さんがイメージキャラクターになっていますね。格好良いですね、相変わらず。…すみません、あとの3人はちょっと顔を見たことはあるんですが、僕には名前が分かりません。

 

「WealthNaviとは」ってことなんですけれども、どんなサービスなのかをまず簡単に見ていきたいわけですが、「サービス」ってところをクリックすると、WealthNaviの特徴というものが凄く簡潔に書かれています。

8つのポイントがあるそうです。…「8つの工程」と言った方が良いかもしれません。

読み上げると、

1.目標金額とリスク許容度の設定

2.最適なポートフォリオの自動構築

3.入金

4.自動発注

5.自動積立

6.分配金の自動再投資

7.自動リバランス

8.自動税金最適化(DeTAX)

…こういったことを、自分でやると結構大変ですけど、ロボットが代わりにやってくれますよ、ということをWealthNaviは言っているわけです。

1.目標金額とリスク許容度の設定

それぞれについて、下に行くと、またちょっと詳しく書いてあるわけですけれども、まず1つ目、「目標金額とリスク許容度の設定」っていうことですね。

これ、普段どのように行うか、って人によってそれぞれだと思うんですが、WealthNaviの場合は、

「6つの質問に答えるだけでお客様のリスク許容度を診断。目標金額から、その達成の可能性をシミュレーションとしてお伝えします。」

という風に書いてあります。

無料診断、ちょっと後でやってみようかなと思うんですけれども、そういったアンケートに答えると、それによって…その回答の内容によって、

「この人は幾ら資産を持っているから、これくらいリスク取れるな」

とか、

「この貯めたお金を何に使う予定だから、あまりぶっ飛ばすようなポートフォリオにしてはいけないな」

とかね、そんなことがロボットによって考えられて、最適なポートフォリオが提案される…ということみたいです。

 

はい、今「最適なポートフォリオ」って先に言っちゃったんですが…。

 

2. 最適なポートフォリオの自動構築

「2. 最適なポートフォリオの自動構築」っていうものをロボットがしてくれるんですよ、というのが恐らくこのWealthNaviの一番の売りなんじゃないかな、と思っています。

下を読んでみると、

「ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づく…」

…ね。日本人はこういった権威に弱いですから、もう「ノーベル賞受賞者」っていう言葉を使われると「ははーっ」っていうね、もう何も言い返せない感じになってしまうんですけれども。

この「ノーベル賞受賞者が提唱する理論」というのが何なのか、というのを見ていくと、まあ今、この「最適なポートフォリオとは」っていうところをクリックしたんですが…。

ピザみたいな絵があって…下に、はい、ノーベル賞受賞者とは、「ハリー・マーコビッツ」という人らしいですね。

この人が何を言ったかってことなんですが、

「リスクが同じなら、期待リターンは最も高いものがいい!」

っていう風に言っているわけですね。

 

これ、下にスクロールしていくと、何やらこう、懐かしいグラフが出て来るわけですが…。これは「効率的フロンティア曲線」というグラフです。

このグラフは、金融関連の会社に勤める人は、必ず新人研修の中で覚えさせられるグラフなんですけれども、僕はこう見えて、昔、この顔で営業職を一瞬だけやっていたことがあるんですが、扱っているものが株とか投資信託とか債権とかだったんですね。

やはり、新入社員の時に、この「効率的フロンティア曲線」というものを勉強させられました。

これ、凄く難しいグラフに見えるかもしれないんですけれども、「要は何を言っているか」ということなんですけど、こういうグラフを見た時にまず確認すべきは、「縦軸と横軸が何を表しているか」ということをしっかり確認することですね。これが一番大事だと思っています。最初にやるべきことだと思っています。

…横軸が何かというと、リスクの大きさです。縦軸が、期待リターンの大きさなんですね。

 

いろんなポートフォリオの組み合わせを考えた時に、このいろんなところに、

「このポートフォリオはリスクが高い」

とか、

「あまりリスクを取っていない」

とか、その中で、そのポートフォリオの期待リターンが大きくなれば、儲けが大きくなるようなものになっていれば上に行くし、そのリターンが小さくなっているようであれば下に行くし…っていうね、そんな組み合わせをいろいろ考えた時に、この無数の組み合わせが水色の点で表されていますけれども、描画されるわけですね。

その中で、同じリスクの大きさであれば、一番期待リターンが大きくなる、という組み合わせをずっと点としてプロットして、線として繋いでいくと、こういう曲線になっていくわけです。

 

同じリスクの大きさの中で、最も期待リターンの大きいところに寄っているところに惹かれる線なので、

「フロンティア」

…「最前線」とか「境界線」とか、そんな意味になりますけれども、だから、

「効率的フロンティア曲線」

…形が曲線になるので、最後に「曲線」って付けられたりするんですが…そういう意味で、「効率的フロンティア曲線」という風に呼ばれています。

 

あと、当然、そのフロンティア曲線の線に沿って、あとは取れるリスクの大きさが大きくなれば、このフロンティア曲線の中の右寄りのポートフォリオの組み合わせになるし、取れるリスクが小さいのであれば、このフロンティア曲線の線の上の一番左側に寄ったところでのポートフォリオの組み合わせになっていく…というような選び方になっていくわけですね。

この線の上で、ロボットが勝手に決めてくれますよ、ということを…結構長く書いてありますけれども、要するにそういうことを言っているわけです。

あ、ここに書いてありましたね。リスク許容度が…5段階で判定するんですね。で、5の人は一番右のこの辺りでポートフォリオを形成するし、リスク許容度が小さい1の人は左側に寄ったところでポートフォリオを形成しますよ、ということが書いてあります、ということですね。

 

…思ったより長くなっちゃったな、説明が。

3.入金

今、8個のうち2個まで見たんですね。3つ目、「入金」ですね、「クイック入金」。

まあ、恐らくこのチャンネルを見てくれている人はトレーダーの人が多いと思うので、クイック入金がどんなものかをイメージ出来ない人は少ないと思います。

まあ、あのクイック入金とほぼ同じと思って良いと思います。

4.自動発注

はい、4番行きます。「自動発注」ですね。

そのポートフォリオを提案されたものを元に、僕達顧客が自分で買い付けしなきゃいけないかというと、そうではなくて、「発注まで自動でやってくれますよ」ということが書いてあります。

「最適な配分で自動で買い付け」という風に書いてあるんですけれども、先ほど言った通り、効率的フロンティア曲線に沿って、適切な資産クラスの組み合わせによってポートフォリオを組むんですけれども、せっかく計算したにも関わらず、その端数までしっかりと計算通りに発注出来ないとなると、その効率的フロンティア曲線からズレたところの組み合わせになってしまうわけですね。

 

…なぜこのような問題が発生するかというと、こういった、今、組み合わせ…米国株、日欧株、新興国株、米国債券、金、不動産、現金…みたいな感じで書いてありますけれども、主に、この現金を除いた部分に関しては、いわゆるETFという商品を買い付ける、という形で投資をしていくことになるわけですね。

ETFというのは、ここに書いてありますけれども、投資信託です。

 

投資信託を買う時というのは、その注文の単位として「口」というものを単位として使っていくわけですけれども、そうですね、まあ為替であればMT4のロットは0.01ロットが最小ロットですよね。

まあそんな感じで、ETFの買い付けロットに関しても最小ロットが決まっているわけです、本来であれば。

その最小ロット以下の端数が…、先ほどの効率的フロンティアの計算によって端数が発生した時に、その計算通りのロットでの発注が出来なくなってしまうわけです。

そういった問題が発生するので、このWealthNaviに関しては、本来の最小ロットの1,000分の1単位で取引出来る、これを「ミリトレ」という風に名前を付けたみたいなんですが、それが実現出来るんですよ、ということを言っているわけですね。

5.自動積立

次、「自動積立」という話ですけれども、毎月毎月金額を決めて、どんな地合いであっても…あるいは相場だけではなくて、自分自身の経済環境がどんな状況であっても、毎月毎月決めた金額を投資する。これによって、感情に左右されずに、自動で積み立てが・投資判断が行われる。まあ「投資判断」というか、もう判断無しに、ルールに沿って、淡々と執行する、ということが出来るんですよ…ということが書いてあります。

だから、これによって…今ポートフォリオの話では、資産クラスの分散の話をしていたんですけれども、毎月毎月、金額を決めて積み立てをすることによって、時間の意味での分散もすることが出来る、ということを…まあここには書いていないんですけど、恐らくそれが狙いでこの積立機能というのを組み込んでいるんだと思います。

普段、「いつ買うか・いつ売るか」っていうことに心を割いている僕達ですけれども、多くの人は「そういったことをやる能力があるか」というとそうでもないですし、「やる時間があるか」といえばそうでもないですし、「やりたいか」といえばそうでもない、ということがあるわけですね。

 

そういった意味で、要するに、「安いところで買って高いところで売る」っていうことを考えるのは労力だし、考えたところで、その通りになるかどうか分からない、というところで、1つ方法として、「じゃあ毎月決まった日に買えばいいじゃん」、そうすることによって、その期間における平均的な価格…厳密にはそれよりも安い価格での平均取得単価にすることが出来るんですけれども、まあそういうことが出来ますよ、と。タイミングを分散することが出来るわけですね。

分散投資っていうのは、2つ種類があるんです。「資産クラスを分散する」っていうのと、今言ったみたいな、「時間の分散」っていうのがあるんですけれども、自動積立をすることによって、「時間の分散をする」っていうことが出来る、っていうことが1つ強みとして売りたいところなのかな…っていう感じがしています。

今言った話が難しく感じた人は、是非、「ドルコスト平均法」っていう用語を是非Googleで検索してみてください。今言ったみたいな話をちょっと上手に説明してくれているブログなんかが見付かるかと思います。

6.分配金の自動再投資

6番目(分配金の自動再投資)、「『複利効果』で成長を目指す」って書いてあります。

出た利益をもう1回再投資することによって、資産が膨らんでいく、そのスピードにブーストを掛けるようなことが出来る、ということですね。

これ、イメージしづらい人はあまり多くないと思うので…まあそんな感じです、ということですね。

7.自動リバランス

7番目、「自動リバランス」と書いてあります。これは、最初にポートフォリオを決めて、その比率の通りに投資をするわけですけれども、その投資をした後ほったらかしかというと、そうではなくて、「そのポートフォリオがその後どうなっていくか」ということをモニターしますよ…ロボットがそれをモニターしてくれて、適切な配分にバランスを取り直してくれますよ、だから「自動リバランス」っていう名前なんですけれども、そういうこともやっていますよ、ということが書いてあります。

8.自動税金最適化(DeTAX)

8番目(自動税金最適化)、「『税金』も最適化」っていうことが書いてあります。

「DeTAX」…「デタックス」と読むのでしょうか。これはどういうことかというと、利益が出て、そのまま年を越すと、当然翌年税金を払うことになるんですけれども、その金額があまりにも大きくなり過ぎるとちょっともったいないな、ということで、そうなった時には、ポートフォリオの中の含み損を抱えている資産クラスを売却して、損失を確定させる…「敢えて損失を確定させる」ということをします。

そうすることによって、翌年払う税金をコントロールすることが出来るんですよ、ということですね。

「税金を払わずに済むのであれば、その浮いたお金をまた再投資することが出来るからお得だよね」ということが書いてあるわけですね。

もっと端的に言うのであれば、「もう税金として取られるのであれば、損切りしてしまえ」という、そういうことです。

 

こういった強みが…強みというか、工程それぞれにおいて強みがありながら投資をしていくのが、このWealthNaviですよ…ということが書いてありました。

「後でやりますね」って言っていたこの無料診断を、ちょっと試しに皆さんの前でやってみたいな、と思うんですけれども…。

どういう回答をしたらどういう提案がされるのか、というのを…「全パターン試す」というのはちょっと長くなっちゃうので、1パターン、サンプルとして皆さんの前でやってみたいなと思います。

…はい、無料診断をやってみたいと思います。

WealthNaviの「無料診断」をやってみる

「無料診断」をクリックすると、こういう画面に飛んで、「診断を始める」ボタンが出て来るので、これをクリックします。

現在、何歳ですか?

最初に訊かれるのが、「現在、何歳ですか?」という質問です。ポートフォリオを決めるにあたって、まず、なぜ最初に年齢を訊かれるかというと、これを訊くことによって、その人の投資出来る期間、それからそれに伴って、どれだけのリスクを取れるのか…っていうことが測れるからですね。

年齢というのは、その人の人生の残された時間を逆から見たものです。年齢が若くなればなるほど、人生の残された期間は長い、ということになりますし…統計的に見れば、ですよ? 「車にはねられて死んじゃう」とか、「病気になって途中で死んじゃう」とか、そういうことも全部ひっくるめて、統計的に見た時には、やはり当然若い人の方が残り時間が長い、ということになっています。

投資期間が長くなれば、例えば短期的にそのポートフォリオが損失を出したとしても、それが盛り返すまでの時間を待てる、ということも言えますので、その残り時間の長さに伴って、リスク許容度も高くなってくる、ということも同時に分かるわけですね。

 

ですから、この中で、まあ実年齢を答えるしかないと思うんですけれども、若い年齢を答えた場合には、恐らく取るリスクの割合の高いポートフォリオになってくるんじゃないかな、という気がしています。

逆に、高い年齢を答えれば答えるほど、その取れるリスクの割合とか、残り時間も短いですから、あまりリスクを取らない、そういったポートフォリオになってくるんじゃないかな…というような気がしています。

具体的には、その、若い人ほど、恐らく組み入れられる資産クラスとしては株式の割合が高くなっていって、年齢が高い人に関しては、債券とか、現物資産に近い値動きをするETFの比率が高くなるんじゃないかな…と予想しています。

 

まあ、何歳の人が一番多く見てくれているんですかね、YouTubeは? 確か30歳ぐらいの人が多かったかな、と思うんですけれども…。

…まあいいか。僕、今29なんですよね、こう見えて。もっと老けているように見られることが多いんですが、「20代」と答えておこうと思います。

年収はおおよそいくらですか?

はい、次に訊かれるのが、「年収はおおよそいくらですか?」ということを訊かれます。

なぜ年収を訊くのかといえば、…これは別にイメージしやすいかなと思うんですけれども、当然、月々入って来る…まあ年俸の人もいるかもしれないんですけど、毎月なり毎年入って来るお金の金額が高ければ高いほど、投資で取れるリスクの割合は高くなってきますよね。

分かりやすいですよね、それは。投資って、損をしたとしても、他から収入があるのであれば、その損失を許容するだけの余裕があるわけです。

その余裕具合を、この年収を訊くことによって測りたい…という意図で、この質問が入っているのだと思います。

というわけで、収入が高い人ほどリスクが高い…さっき「株式の比率が高くなる」という話をしましたけれども、そういったポートフォリオになるし、収入が少ない人に関しては、もう、その投資によっての損失の影響度がめちゃくちゃ高くなってしまいますので、あまりその投資によって損が出づらいような資産クラスへの投資が提案される、ということになると思います。

この辺りで良いかな…はい。

金融資産はおおよそいくらですか?

「金融資産はおおよそいくらですか?」っていうことを、次に訊かれます。

「金融資産」…先ほどは年収を訊かれました。まあ、言うのであれば、先ほど訊かれたのはフローですね。お金の流れ…流れて入ってくる金額について訊かれたわけですが、次の質問に関しては、金融資産です。資産です、ストックを訊かれているわけですね。

「今どれだけの資産があるか」っていうことを訊くことによって、これも同じく、リスク割合を選定しよう、というような意図だと思います。

基本的には、金融資産が多ければ多いほど、リスクの高い資産クラス…そういったものを提案されるし、金融資産の金額が少なければ少ないほど、リスクの低い金融資産を提案される可能性が高いのではないかな…? という気がしているのですけれども。

 

ただ、これ、1つ分からないのが、恐らく…ちょっと分からないんですけど、この「3億円以上」っていうようなクラスになってくると、逆に、リスクという意味では「そんなに高いリスクを取る必要もない」と考える人も出て来ると思うんですね。

具体的には、今後インフレが起きた時に…物価の上昇があった時に、そのインフレ率…物価上昇率に負けないぐらいのお金の増え方をしてくれれば…要するに、既に持っている、3億円以上ある資産が、物価の変動率に対して目減りしないようなレベルで運用してくれれば良いですよ、っていう人も中にはいると思うんですよね。

 

そういった人に対しては、やはりその値上がり重視の株式みたいな資産クラスに投資するというよりは、どちらかと言うと、物価が仮に上がった時に一緒に上がって来る、つまり、物価が上昇した時にそれに連動して上がって来るような、現物資産に近い値動きをする資産クラスへの投資になってくるかな、と思います…投資を提案してくるような流れになるんじゃないかな、とも思います。

具体的には不動産とか金とかっていうのが、さっきチラッと見た感じでは、それに当たるような気がするんですけれども、そういったものの比率が高くなるのかもしれません。

ちょっと気になる方は是非、ここにクリックをして、どういう結果・どういう提案をされるのか、というのを見てもらいたいな、と思います。

はい、そうですね、これはこの辺りにクリックしておけば良いですかね?

毎月の積立額は?

はい、次、毎月の積立額を訊かれるわけですけれども、先ほど言いましたけれども、毎月、「ドルコスト平均法」なんていう風に、「ググってね」という風に言ったんですけれども。

「毎月、金額を決めて投資をする」ということをすると、例えばその投資対象の値段が下がった時には、ロットとしては大きく取れるわけですね、「大きく買う」ということになるし、仮にその投資しようと思っているものが値上がりした時には、投資対象を買い付けるロットとしては「小さくなる」っていうような買い方になっていきます。これを「ドルコスト平均法」っていう風に呼んだりするんですけれども…。

これをすると、値下がりをした時に沢山買う・値上がりをした時にちょっとだけ買う、ということで、仮に、買ったものが値下がりしたとしても、もう一度買うことによって、平均取得単価をどんどんと下げていくことが出来るんですね。

 

ですから、これは恐らくですが、毎月の積立額を大きくした場合には、リスク許容度は高い…要するに「値下がりする可能性が高くてもいいや」っていうことで、株式の比率が高いようなポートフォリオの提案になってくるかな、という感じがしています…どうでしょうね、毎月10万円。するか? そんなに。…ま、いいか。

どういう風になるか、結果を見るという…別にこれに従って僕がこれから投資をするかというと、その可能性は極めて低いわけなので、皆さんと楽しんで見ていく、というような意味合いで見てもらえれば良いかな、と思います。

資産運用の目的は?

はい、「資産運用の目的は?」という風に書いてありますね。これは、これから資産運用をしたお金、増えていった場合に、どういう用途で使っていくものなのか、ということを訊いています。

これによって、リスク許容度がまた測れるわけですけれども、恐らく、この質問の回答4つを見た時に、一番リスク許容度が高いと判断されるのが、一番上…「余裕資金を着実に運用」というところかな…と思います。

 

2番目はちょっとね、意味不明なんですけど、…短期的に運用して住宅購入…。どういうことなんでしょうね? まあ2年、3年、運用してみて…「増えたら家でも買っちゃおうかな」っていう人・「増えなかったらいっか」っていう人…ってこと?

何かちょっと、2番目がどういう…これを答えたらどういう人だと見做されるのか、っていうのはちょっとよく分からないんですけど、まあこういう質問があって…ごめんなさい、これちょっと意味が分からないです。

 

3番目、「退職金をしっかり運用」ですね。退職金を貰っているということは、年齢としては高めですよね。概ね60歳以上の可能性が高いですね。

それから、退職金を貰うということは退職しているわけですから、今後の収入としてはそんなに高いものは期待出来ない、っていうことですよね。

まあ年金ぐらいしか入ってこないような人、ってことになるので、まあ「あまりバカみたいにいっぱいリスクは取れないよね」というような判断になるかな、と思います。

 

4、「子供のための長期的な資金づくり」というのは結構微妙なところで、「長期的な」って言っているっていうことは、運用する期間としては長い。

…ということは、途中で目減りするようなことがあっても、戻って来るまで待てる…というような時間的な余裕はある一方で、用途としては「子供のための」という風に書いてあるということは、多分教育に充てられるべきお金なんだろうと思います。

…ということは、何か投資に失敗してお金を全部吹っ飛ばした場合には、「子どもが学校に行けない」という残念な結末を迎えることになりますので、そういうことを考えると、これは、「子どものためだ」っていうところを取れば、あまりリスクは取れないけど、「長期的な」という時間に関して注目するのであれば、割とリスクは取れる…ということで、ここは割と中庸なリスク許容度、という判断になるかなと思います。はい。

 

…結構適当に今選んでいますので、まあ皆さんは、皆さん「こっちを選んでほしかったな」とか思われるかもしれないんですけれども、これ無料で出来ますから、自分に当てはめて、「自分がどういう提案をされるか」ってことが見たい人は、ちょっと自分でやってみてください。

今、結構、借り打ち・決め打ちでポンポンポンと適当に打っちゃってるので、「こういう選択肢で行った場合にはどうなるか」というのを1つお楽しみとして見ていただければと思います。

株価が1ヶ月で20%下落したら?

はい、次、「株価が1ヶ月で20%下落したら?」という風に書いてありますね。

これも、「値動き」というリスクをどういう風に考えるか、という投資に対する考え方とか、先ほどからずっと言っていますけれども、リスク許容度ですね、こういうものを測るための1つの質問かな…と思います。

選択肢としては、「投資資産をすべて売却する」「投資資産を一部売却する」「何もしない」「追加投資を行う」という風な選択肢になっていますけれども…。

 

一番下を選ぶ人は、もう20%下がってもナンピンみたいにしてどんどん買っていくよ、という…そうしながら値上げを待ってやるよ、というような意味において、多分一番下を選んだ人はリスクが一番高い人。

下から2番目を選んだ人が、要するに「下がっても待っていてやるよ」ということで、2番目にリスクが…。

まあ、だから、下に行くほど「リスク許容度が高い人」っていうことになるかと思います。

 

そうですね、僕の場合はどうなるかということを考えてみると…「全て売却するか?」というと、株価が下がって…これポートフォリオなので、株価が下がった方が良いものも含まれている可能性があると考えると、「全て」とは言い切れないですよね。

一方で、20%下落していたら、まあ一部は損切りしているでしょうね、という風に考えますよね。

厳密にはその、20%下落してから売るのではなくて、もう20%下落した時点では、一部は売られているだろうな…っていうような考え方ですけどね。僕、この中で一番近いので行けばこれ(「投資資産を一部売却する」)かな…っていう感じがします。

 

…っていう感じでやると、6個質問があったわけですね、その6個の質問に対する答えが全部出来た、ということになるので、これを元に無料診断結果が即座に…もう出ていますね、出されるわけです。

無料診断の結果は・・・

凄いですね、4,100万円も投資することになっちゃっていますけども…。

「毎月10万積み立てますよ」という風に…いい加減に答えたもんだから、投資金額がこんなことになっているんだと思うんですけれども。

それが何と、70%の確率で、7,399万円以上になるらしいです。何と、凄いですね…これ真に受けて良いわけないですよね。

「これすげーなあ」ということで、「じゃあ投資するわ」って言う人は大分ヤバいかな、という感じがしています。

 

これの根拠として、下にグラフが描かれているわけですけれども、まず、「この7,399万円になるまでにどれだけの時間を要するか」っていうのが、このグラフを見ると分かるんですね。これが、30年先の話だそうです。

うーん、30年後…ですか…。30年後のことなんか、多分誰にも分からないと思うんですが、まして、このサービス、始まってからまだ3年とちょっとですよね。

3年とちょっとしか運用していないのに、30年後のシミュレーションをこうやって…しかもめちゃくちゃポジティブに出してくる、というのはちょっと如何なものかと思ったりするわけですね。

 

僕も結構、バックテストの結果なんかを3年分出してきますよね。

2016年から2018年の期間中で…ヒストリカルデータの中でバックテストをしました、っていうような検証結果を動画の中でシェアしていたりするわけですけれども、その結果を元に、例えば、

「この3年間で15%の利益が出たので、ということは、このまま行くと30年後は…」

とか言い出したら完全に頭のおかしい奴だと思いますよね。

…それと同じことを、このWealthNaviさんはやっているわけです。

でも僕が同じことをやったら「頭のおかしい奴」だと思うかもしれないけど、このグラフが何かそういった胡散臭さを微塵も感じさせないような爽やかな仕上がりになっていますね。この辺はなかなか大したものだな、と思うわけですけれども…。

 

期間に関しても、そういうツッコミどころが入りますし、このグラフに関しても、このグラフがどういう風に形成されているかというと、過去のこのシミュレーションがこっちにあるわけですね、グラフが。

・その過去のシミュレーションデータの平均リターンを元に今後も投資をすることが出来て

・毎月その平均リターン通りの成績が出て

・その出た利益を毎月再投資出来た場合

…っていう、めっちゃポジティブなシナリオ通りに行った場合の線、というのがこの白い線になっていて、その上下に、そのリターンのバラつきっていうものが正規分布する、ということを前提に、この濃い青のところが恐らく1σ・-1σライン…ボリンジャーバンドなんかイメージすると分かりやすいかなと思うんですが、それに当たる線です。

その大外、水色の線というのが、ボリンジャーバンドの2σ・-2σに当たる線ですね。標準偏差の2倍の幅を持った帯として形成されているわけです。

正規分布に本当にこのリターンの分布が従うとすれば、-1σ以上ですね…内側のこのバンドの中に収まる確率が68%ですよね。その外、このもっと大外…この水色から水色までの幅に収まる確率が95%という風になっているわけです。

ということは、この水色の片方・片方は、凡そ2.5%ずつ…2%ちょっとずつ、というような分布割合になるわけです。

 

ですから、「30年後70%」と言っている根拠は、この正規分布に従うところの、まずここの濃い青のところ、ここの68%と、ここの2%ちょっとを足した時に、70%ちょいですよね、という…。

だから、この…ちょっと「付いてこれていない人もいるかな」と思いながら喋っているんですけれども、この濃い青から一番下限のところっていうのが、凡そ70%ちょいを占めるわけですね、この正規分布に従うと仮定した場合にはですけれども。

ですから、これ以上で収まる確率は70%ってところでここの数値を見ていくと、7,399万円になるんですよ、ということを言っているわけですね。

ちょっとね…どうですかね? 皮算用というか、絵空事が過ぎるような印象がありますけれども、この辺の将来予想に関しては、かなり割り引いて考えないといけないんじゃないかな、じゃないと凄くガッカリすることになるんじゃないかな…というような気がします。

過去分析

次に、これ、ちょっとタブになっていて…「過去分析」ってところがありますね。

この「過去分析」ってところを見ると、こんなグラフが出るわけです。

「またグラフかよ」って思った人もいるかもしれないんですが、このグラフを見ていくと、縦軸に金額が書いてありますね。

最初が500万円のところからスタートしていますね。横軸がこれ、年になっています。一番最初のところが2008年1月という風になっています。

このグラフで何が言いたいかというと、今回提案するポートフォリオでリーマンショック前から投資した場合、その積み立てもリバランスも全部やっていった場合に、今幾らになっていたでしょう…というような想定を表しているわけですね。

見込み客に対して、

「あなたにはこんな機会損失がもう既に発生しているんですよ」

みたいな…。

 

だから、前に埋没費用効果について動画を撮ったことがありますけれども、無理くり消費者心理の中に埋没費用効果を埋没しようとしているような意図が見え隠れしている…ちょっと考え過ぎですかね?

何かそんな意図でこのグラフ、描かれているんじゃないかな…とか考えたりするわけですけれども。

まあ、「500万円投資していたら3,000万円になっていたでしょう」みたいなことを言っているわけですね。

500万円投資して積み立てをずっとしていくので、その元本の延べ金額としては1,890万円になっていくわけですけれども、1,890万円の投資金額が3,059万円になっていたでしょう、ということを言っているわけです。

なぜ、このリーマンショックか?

なぜ、このリーマンショックをこの線としてここに描いたかというと、この意図としては、今生きている人の中で、恐らく金融歴史の中で一番…最も最悪な事態というのがリーマンショックだと思っている人が多いんだと思います。

まあ、あながち間違いじゃないと思うんですけれども、その一般的に「歴史的最悪事態」と思われる事態をもくぐり抜けて増やす力があるんだよ、このポートフォリオは…ということを言いたくてこういうことを言っているんだと思います。

このグラフを見ると、リーマンショック前のド高値で買って、その後めちゃくちゃ値下がりしたところもくぐり抜けて、生き延びて、こういう金額になったんだよ…という風に読んでしまう人が多いかな、と思うんですが、ちょっと細かいことを言うと、これ2008年の1月が、このグラフを見ると一番高値だった、っていう風に見てしまう人が多いかもしれないんですけれども、S&P 500とか、日経平均株価のチャートなんかを見てみると、2007年から値下がり自体は始まっていたんですね。

凄く細かいところなんですけど、ここのスタート時点が下落の始まる前の一番ド高値ではない、というところは一応考えておいた方が良いかなと思います。

 

だから、その将来予測に関しても、過去分析に関しても、結構ツッコミどころが多くて、そういう意味ではどちらにしてもかなり割り引いて考えないと辛い想いをするんじゃないかな…という気がします。…ということですね。

まあ、そういうことも頭に入れながら、まあ投資する・しないは皆さんが考えることですけれども、これをあまり鵜呑みにしない方が良いよ、ということは言いたいな、と思っています。

ポートフォリオ

はい、次にポートフォリオですね。あ、これを先に見た方が良かったかな。

先ほどのアンケートの回答を元に、どういうポートフォリオを提案します…っていうことをここで言ってくれているわけです。

「株式の比率が高くなるでしょうね」という話をしたんですが、大体その通りになっていますね。

これ、円グラフで書かれていますけれども、こことこことここ、合わせて全部株式なんですけど、延べ…70%ぐらいが、株式で構成されるようなポートフォリオになるわけですね。

まあ、その投資スタンスとしては、良く言われる「値上がり益重視」のポートフォリオ構成

になっているかな、というような印象です。

それと対照的と言ったらアレですけど、割と低リスクな資産として、一応債権と金、それから不動産も全部で30%ぐらいの比率で組み込んだポートフォリオにしますよ、ということが書いてあります。

 

このポートフォリオに関しては、かなり合理的なのかな、って感じはしています。

このWealthNaviが想定している投資期間として、恐らく30年ぐらいのスパンになっているんだと思います。

そういうグラフを出してきたということは、30年ぐらい投資する、っていうことを視野に入れた判断になっているのかな…という感じがしていて、その30年のスパンの中で、株式を基本的には買って買いっぱなしというような…カラ売りとかしないと思うので、ずっと買いっぱなしになると思うんですね。

株を買いっぱなしにして30年後、その値上がり益…まあ配当も含めてですけどね、基本的には値上がり重視で利益を取っていこうと思った時には、やはりその投資する株式の銘柄(企業)とか、その企業が属している国の経済が30年後に拡大している必要があるんだと思います。

その企業なり国の経済が拡大しているためには、やはり30年後に人口が増加している国の銘柄を多めに買っておく必要があるんじゃないか、と思います。

そう考えた時に、まず、まあ分かりやすいのは新興国株を組み入れる、というのが1つ手段として合理的であると考えられるわけです。

そんな意図で多分新興国株の銘柄を組み入れているんだと思います。

 

上2つは、先進国の株っていうことになるんですけれども、先進国の中で、30年後も人口が増えていると予想されている国は、実は米国…アメリカだけなんですね。

今は3億3,000万から4,000万ぐらいの間の人口だと思うんですけれども、それが2050年には3億8,000万とか3億9,000万とか、あとは予想する機関によっては4億に達するかもしれない、みたいなことを言っている人もいますけれども、そういう感じで、30年後って2050年ですよね、2050年も人口が増えていると予想されているのはアメリカ。

 

「日欧株」っていう風に書いてありますけれども、要するにこれは日本とヨーロッパですよね。

日本の人口は、皆さんも御存知の通り、これから減っていく一方です。今、1億2千万から1億3,000万の間…ちょっとごめんなさい、正確な数字は把握していないんですけれども…3,000万は行っていないぐらいの人口ですけれども、2050年においては総務省の予測に従うのであれば9,000万人を割るだろう、というような予想がされています。

 

ヨーロッパって凄く国が沢山あるので、代表的な国としてドイツを挙げるのであれば、ドイツに関しては今8,000万ちょっとの人口ですけれども、これが8,000万人を割る、7,500万人の人口に2050年にはなるだろう、と。

これもまた予想の機関によってはバラつきがあるところですけれども、概ねそのぐらいの数値の予測が平均的なところだと思います。

 

ということで、まあ最初にも言いましたけれども、米国の方が…「先進国の中では米国以外の国は人口が減っていく」ということを考えると…逆に「米国のみが人口を増やしていく」という予測が立てられることを考えると、30年後にその株価指数が上がっている期待を持てるのは米国株、それが一番可能性が高い…ということで、「米国株の比率が一番高くなっている」というのは、これは頷ける…おおいに頷けるポートフォリオになるんじゃないかな、と思っています。

ポートフォリオに関しては参考にしてもよいのでは

そんな感じで、将来予想とか過去分析に関しては、かなり、これ、鵜呑みにすることは出来ない・割り引いて考えなきゃいけない、ということがある一方で、ポートフォリオのこの比率に関しては1つ参考にする価値があるものなんじゃないかな、というような気がしています。

漠然と、「自分は結構リスクを取りたい方だ」とか、「取りたくない方だ」とかね、将来のライフステージ的に、この時期にこのぐらいの金額が必要だな…とか、漠然とそういった資産プランを持っている人は多いと思うんですけれども、ではそれを元にどういった比率でどういう資産クラスに投資をするか、というところまでバッチリ考えられている人はそんなに多くないと思うんですよね。

正直、僕も、こんなポートフォリオとかっていう風に考えられていないです。

特にトレーダーはそうだと思うんですけれども、主戦場が株の人はどうしてもポートフォリオを考えるにしても、株に大きく寄りがちになるし、為替が主戦場にある人は、為替が凄く大きな比率を占める…っていう偏り方をすると思います。

まして、普段投資ではなくて投機を行っている…僕もそうですけれども、そういう人に関しては、やっぱりこういうポートフォリオ的な考え方っていうのが抜け落ちている人は多いんじゃないかな、と思います。

そういう人が、何かをきっかけにポートフォリオということを考えなきゃいけない、となった時に、ざっくり、概ね、「どういった比率でどういった資産クラスに投資をしたら良いか」というのの目安を知るためのツールとして、これを1つ参考にする、というのは有りじゃないかなと思っています。

 

このアンケートをまず6個の質問に答えるだけですから、答えて、その比率をこうやって提案してもらって…。

必ずしもそのWealthNaviに投資をしなくても良いんだと思います。

この比率を参考にしながら…全部上場ETFなわけなので、自分で買い付けることも出来るは出来るわけですよね。

これはあくまでカテゴリーを指定しているだけなので、例えば米国株のインデックス…インデックスでも例えばS&P 500に連動するものを買うのか、それともNASDAQに連動するものを買うのか…とか、あるいは個別株を買うのかとかね、大型株を買うのか小型株をどれだけの比率で組み込むのか…とかってことを考えた時には、いろんなこの比率の中でも考えられる方法があるわけですよね。

…みたいな感じで、このカテゴリー毎の割合…資産クラス毎の割合を参考にしながら、自分で投資をする、というのも1つ有りではないかと思うんです。

そんなことを考えると、いろんな…このWealthNaviの無料診断、これはいろんな使い方が出来ると思いますので、是非皆さんの方でもこれを使っていろんなことを考えてみてください。

 

ということで、長い動画になった割に、どうですかね、中身として濃いものになったのか薄いものになったのかちょっと謎ですけど、こんな感じでWealthNaviを…ちょっとあまりやったことの無い人がWealthNaviのホームページを一生懸命読んだらこんな感じになりました、っていうような説明を皆さんと共有させていただきました。

キャプチャーは以上になります。

まとめ

はい、如何だったでしょうか?

あまりこれに詳しくない人が思うことを勝手にベラベラ喋る、という動画になったわけですけれども、ちょっとこの動画の中でも少し言った…言っていないかもしれないんですけど、僕は、一瞬だけ証券会社で営業をしていたことがあります。こういったロボアドバイザーみたいなものを扱ったことは無いんですが、これに似た商品として、今も売っているものなんですけど、「ファンドラップ」というものがありましたね。

そのファンドラップというものを売る時の目論見書…最近の言葉で言えば「ホワイトペーパー」って言った方が分かりやすい人も多いのかもしれないんですが、そういったものをお客さんに見せるっていうことが義務付けられていて、大体その中には、「ヒストリカルデータに基づく利益シミュレーション」みたいな…さっきのグラフですね、ああいったものが書かれています。

 

大体あの通りになることって無くて、それは…目論見書に書いてある利益シミュレーションっていうのは、大体その通りにならないんですよね。

しかも、その度合いっていうのは、普通のインデックスにただ運用するだけの投資信託よりも、このファンドラップとか今回のロボアドバイザーも多分そうだと思うんですけど、この投資信託を組み合わせて、それをリバランスする、みたいなことをやるようなものになればなるほど、その乖離の度合いっていうのは大きくなる傾向にあったと思います。

それはなぜかというと、やっぱり、組み換えをするとかリバランスをするとかっていう過程を増やしていくと、パラメーターが増えるんですね。

 

バックテストなんかやっている時も、例えば…あ、パラメーターっていうのは変数のことですね。変数、要するにこの場合分けの数が物凄く多くなってくる、ということです。

普段僕はバックテストなんかをやって、皆さんにシェアをしているわけですけれども、あのバックテストに関してもパラメーターを弄ったりすることが出来るんですね。

インジケーターのパラメーターとか、利益確定の値幅とか、損切りの値幅とか、いろんなパラメーターを弄ることが出来るわけですが、そのパラメーターの数が増えれば増えるほど、そのヒストリカルデータに対するフィッティングの度合いというのは強くなってくるわけです。

最近で言う、「過学習」とか、そういう言葉が言われたりとか、「オーバーフィッティング」って言葉で言われたりするあの現象ですけれども、そういったものが起きると、やはり過去のシミュレーションデータと、将来実際に実現される利益とか損失のデータとの乖離が大きくなってくることになるわけですね。

 

要するに、その過去テストデータの中で、良きタイミングで良き書き換え…良き時期で良きものを買えて、良きタイミングで売れて、良きタイミングで組み換えをしてこれを選んでこれを排除して…っていう風にやっていくと、その場合分けの数っていうのは物凄く膨大なことになってくるので、その中でポジティブなシミュレーションをしていくと、もう何か…「そんなラッキーが続くわけねぇだろ」みたいな組み合わせになってきちゃうわけです。

恐らくそんな、ラッキーにラッキーの重なったシミュレーションデータというのが、恐らく、今一緒に見てもらったような物凄い金額で増えていくグラフになっているんだと思います。

 

…というようなことで、ポジティブにポジティブを重ねたグラフがあの結果なんだ、ということを皆さんは理解した上で、その上で投資をそれでもしたいのであればすれば良いし、「だったら自分でやった方が良いわ」ってことであれば自分でやった方が良いし…っていうような判断になると思うんですが、ということで最終的には何が言いたかったかというと、まず、凄くキャッチーな作りになっていますよね。有名な芸能人の人がイメージキャラクターになっていて、その下に、物凄くポジティブな、こんな二次関数グラフみたいなのが描かれていて。何か、「凄い儲かるじゃん」っていうようなキャッチーなホームページになっているんですけれども、それだけを鵜呑みにしてパッと「じゃあお金を投資するわ」っていう風に考えるのではなくて、最低限、今読んだぐらいの読み方ぐらいはする。

本当に今日、動画の尺を考えて、短くまとめようと思って内容を端折って話をした感じですけれども、どんなに詳しくない人であっても、最低限あのぐらいは読んだ上で、投資をする・しないを判断するべきだと思っています。

 

ということで、冒頭、「こういう奴はカモだ」みたいな言い方をしたわけですけれども、皆さんはカモになることなく、自分でしっかりとリテラシーを持って投資と付き合うようになれることを期待しています。

その一助として、この動画が少しでも機能してもらえれば幸いでございます…ということで、今回の動画は以上になります。

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以上になります。

それでは皆さん、ごきげんよう。